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| イビジェカフェトップ > ターザンカフェトップ > 夢香日記[2008年05月02日(金)] | ||||
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5月到来
5月1日。朝6時に目が覚める。すでに窓から朝陽がサンサンとふり注いでいる。天気がよさそうなのがベッドの中からでもわかった。 「今日から5月だ!」 真っ赤な半そでのニットにカーディガン。ベージュのスカート。素足にピンクのパンプスを履く。 勢いよく家を出た。気分爽快。 8時、会社近くのスタバに到着。オープンテラスに座った。 バナナにヨーグルト、そしてアイスのキャラメルマキアート。これが私の朝ごはん。 目の前の木が緑色にキラキラ輝いている。空からは太陽が眩しいほどに照りつける。 暑い。はおっていたカーディガンを脱ぐ。目の前を歩く通勤途中のビジネスマンがみな私を横目で見ている。 気分がいい! ターちゃんにモーニングコール。夜中の2時に起きて日記を書きあげたという。 ワアー、ターちゃんも元気いっぱいだね。そのまま30分もおしゃべり。 今日も楽しくなりそうだわ。ハジけるような気分で会社へ向かった。 月初のためか忙しく、30分も残業をした。 夕方6時過ぎ、飯田橋のデニーズでターちゃんと待ち合わせ。なんと、ターちゃんはサイパンの旅行パンフレットを持ってきた。 へえー、ターちゃん、しっかり考えてくれてるのね。 ふたりで寄り添って眺める。ホテルはどこにしようかしら? いつがいいかしら? 突然、ターちゃんが大声をあげた 「決めた! 6月の第3金曜日に出発しよう」 ワーイ、賛成! 6月20日ね。ねえ、ターちゃん、その頃はちょうど私たちが知り合って1年になるのよ。1周年記念のお祝いになるわ。 朝はビーチを散歩して、夜はディナーショーを見よう。水着も買わなきゃ。荷物はふたりでひとつのスーツケースでいいかな。 会話がどんどん弾んでいく。楽しみだなあ。 でも、肝心なものがない。ターちゃん、お願いだから早くパスポートを申請しに行って。日曜日の天皇賞で、今度こそドリームパスポートにかけるなんて言ってないで、サッサと行ってきてちょうだい。 夜7時半、ひとこと塾。谷ケンと湊くんの原稿を読む。湊くんは、今週山本さんから届いたポストカードをきっかけに、小学校時代の出来事を書いてきた。 湊くん自身の心理がブレずにしっかりと描かれていて、迫力がある。見た目はとてもソフトなのに、実際はものすごく頑固で泥臭くてネチネチしている。湊くんとはそういう人なんだ。圧倒されてしまったわ。 一方、谷ケンは失業中なので、街にお金が落ちていないか探しに行く内容。なのに、駅に人が多いだの、気温が高くてアツいだの、夕日がきれいだのと視点がアチコチに飛ぶ。それを追って読んでいる方が疲れてしまう。 しかも、集中してお金を探すのではなく、ダラダラ、ダラダラと街の中を歩いている。文章までダラダラしている。後味が悪い。イヤな気分になる。 まるで、アテもなく街を徘徊しては文句を言っているただのオヤジそのもの。ウーン、キツイよお。 ターちゃんも思いっきりダメだし。大、大、大ダメだしだ。 谷ケンの人生自体にアテがないから、文章も同じようになると言われていた。谷ケン、無職の時間が長くなって、気が緩みすぎてしまったんじゃないの? 緊張感がまるでないでしょう。 それは男としてマズイわよ。そんなポワーンとした状態でいると、狩猟民族にパクッと食べられちゃうよ。女性にもモテないよ。自分で自分にプレッシャーをかけないと、気がついた時には粗大ゴミになっているわよ。 あなた、ピンチよ、ピンチ。緊急事態よ。このままじゃ湊くんに引き離されるわ。今日の湊くんの顔を見た? すごくイキイキしてたでしょう。彼は何かをつかみつつあるみたいだわ。 生き残りをかけて闘うしかないわよ。私もターちゃんも獲物を探しに行くのよ。今、いちばんおいしい季節なんだから。 ボケッとしていたらあっという間に、周りに誰もいなくなっちゃうからね。置いてけぼりにならないようにね。 10時50分、浅草橋でターちゃんが電車を降りる。ドアが閉まった瞬間、ターちゃんは力強いガッツポーズをしていた。 5月は今まで以上に賑やかになりそうだ。 ターザンカフェより) |
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