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イビジェカフェトップ > ターザンカフェトップ > プロ格ゴト[2004年06月18日(金)]
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小川直也論B

(6月12日にフジテレビで放映された『6月20日はプライドGPオールスター戦!』より)小川直也選手は「(PRIDEについて)アマチュアに毛の生えた程度のもの」と発言した。
――フジテレビで放映された『6月20日はプライドGPオールスター戦!』(6月12日放送分)という番組のなかで、小川選手の三つの言葉が紹介されたんですよ。今日はそれについて、山本さんに分析してもらいたいと思っています。

ターザン「そんなもん、お茶の子さいさいよぉぉぉぉ!」

――じゃあ、まずは史上最年少(19)歳で世界選手権に優勝したときに「観光気分で来たのになあ」と言って先輩たちに大ひんしゅくをかったとか。

ターザン「これってレギュラー選手がケガをして、急遽代打で小川が出場したんでしょ。補欠なら誰でも補欠気分で行くもんだよぉ」

――山本さんもこういうこと言いそうですけどね(笑)。

ターザン「うん。そういう意味では、初めてオレは小川に共感を持ったよぉぉぉぉ! それにさ、あのバルセロナの試合(1992年バルセロナ五輪 柔道95s級 VSハハレイシビリ・ダビッド)なんか、たまたま相手の足がかかっただけで、完全な小川の油断負けだよぉ!」

――たしかに。

ターザン「今までの小川の歴史を見ると、史上最年少で世界王者になるという物凄い強運と、バルセロナ五輪であと一歩のところで金メダルに届かなかったという弱運を兼ね備えていることがわかるね。彼には中ぐらいの普通の運、中運というのはないよぉ! 浮き沈みが激しいという点では、非常に小川の人生はプロレスラー的だよぉぉぉぉ!」

――そのバルセロナ五輪では、試合後、「完敗」と一言だけ言って会見を終わらせたらしいです。

ターザン「『完敗』という一言だけで、マスコミのその後のすべての質問をカットしてさえぎったわけだから、小川はかなり頭がいいよなあ」

――そして、「PRIDE」GPに出場する記者会見の場で、「PRIDEはアマチュアに毛が生えた程度のもの」と評したというわけですが。

ターザン「そこでも小川は頭がいいんだよね。あの場で『アマチュアに毛がはえた』云々という発言をすることによって、自分の立場と自分とPRIDEとの距離感、そしてその両者の対立概念を一瞬で作ったわけよぉ!」

――あの発言はそういう意図があったんだ!

ターザン「プロの総合格闘技のリングとして、ギャラ、そして競技のレベルにおいもトップであるPRIDEに対して、『アマチュアに毛が生えた』と言ったことによる波紋、賛否両論を一瞬にして彼は起こしているわけだからね」

――ああ、なるほど〜。

ターザン「PRIDEに対して、ああだこうだと長ったらしく言うんじゃなくて、たった一言だけでそれを答えの代わりに伝えることができるんだから、小川は役者だよなあ。これからオレは、小川のことを言語役者と呼ぶことにするよぉぉぉぉ!」

――言語役者ですか(笑)。

ターザン「長州、天龍、大仁田を見ればわかるように、成功したプロレスラーの人たちは言葉を使って、ファンやマスコミとプロレスをするわけだけど、今の小川の言葉は、ハッスル≠煌ワめて、非常に計算的というか現代的だよぉ」


しかしさあ、この三つの小川発言には感動したよぉぉぉぉ! 

(6月12日にフジテレビで放映された『6月20日はプライドGPオールスター戦!』より)地元・茅ヶ崎の海岸で、フジテレビの人気女子アナである内田アナ(左)と高島アナとハッスル<|ーズをおこなうオーちゃん。
――今までのプロレスラーに比べると、小川選手の言葉にはあまり無駄がないというか、省エネ的じゃないですか?

ターザン「長州や天龍なんかは過剰性の中に根拠を求めようとするわけですよぉ。言葉にある含みを持たして対話していくというか。そうすることによって、自分がプロレスというジャンルに所属しているということを確認するわけ。だけど、小川の場合は一言でピシッと、相手に物事をわからせるんだよね。そういう意味では小川ってシュートな野郎ですよぉぉぉぉ!」

――シュートな野郎(笑)。でも、昔のプロレスラーも「プロとアマは違うんだ!」みたいな発言をしてましたよねぇ。

ターザン「今のプロレスラーがそれを言ってしまったら、名前のあるアマ選手に対して、単なる負け惜しみというか、負け組からの発言になってしまうんだよぉぉぉぉ!」

――総合(格闘技)のリングでのプロレスラーの結果がかんばしくないですからねぇ。

ターザン「でも小川が言うと、負け惜しみにも負け組からの発言にもならないわけよぉ!」

――アマチュアの実績が凄いんで、誰も突っ込めないというわけですね。

ターザン「全日本選手権を5連覇(計7回優勝)した人間に文句は言えないよなあ」

――昔のプロレスはそういうアマチュアの実績があった選手をうまく踏み台にしていましたけどねぇ。僕は子供ながらに「ああ、プロとアマチュアは違うんだなあ」ってそう思っていましたよ。

ターザン「超鳴り物入りで谷津(嘉章)が入ってきたんだけど(1980年10月)、道場ではメチャクチャ動きがよくて先輩のバックを簡単に谷津が取るんだよ」

――そうなんですか!

ターザン「実際、猪木さんも初めて谷津とスパーリングをしたときに簡単にバックを取られたらしいんだよぉ」

――へぇー。

ターザン「しかし猪木さんが凄いのは、谷津がバックを取った瞬間に谷津の目に指を入れたんだよぉ」

――いやあ、無茶ですねぇ。

ターザン「だから、昔のプロレスラーが『アイツはまだアマチュアだからな』と言う背景には、、相手の目に指を入れたり、急所をつかむというような奥の手というか、上位概念としての何かを持っていたから言えたんだよぉ」

――ということは、小川選手の言っている『アマチュアに毛が生えたようなもの』発言とは、まったく違ったニュアンスだったんですね。

ターザン「ところでさあ、この三つの小川発言には感動したよぉぉぉぉ! オレはいままで、小川のことを誤解していたよぉぉぉぉ! つまりアイツはずっと少数派というポジションで生きてきたんだよぉぉぉぉ! だから、少数派の中から見た鋭い言語感覚を持っているんだよぉぉぉぉ! これからオレは小川発言の一字一句をチェックして、『小川直也とは何か?』ってことをバンバン語ることにするよぉぉぉぉ!」

――では、今日はこのへんで。



ご参考まで)

小川直也‐公式HP

小川直也論@‐プロ格ゴト

小川直也論A‐プロ格ゴト



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