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藤田VS棚橋戦総括。

 |  |  | | 藤田VS棚橋戦(『東京スポーツより』)。王者、ボブ・サップがベルト返上という逆境を、藤田のプロレスセンスが救った! |
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―― 6・5新日本プロレス大阪大会について語って欲しいんですが…。
ターザン「5・22K‐1「ROMANEX」で、ボブ・サップが藤田和之に完敗した余波がもろ6・5新日本プロレスの大阪大会ににきちゃったんだよな。だって予定されたサップVS棚橋というIWGP戦がふっ飛んだわけだからね。一時はどうなるかと思ったよ。まあそこで、藤田が急きょ抜擢されたんだよね」
―― 藤田VS棚橋戦が発表されたのは試合の前日でした。
ターザン「GK°熨編集長(以下、GK=jによると、藤田は家族旅行に行く予定をキャンセルして、出場したらしいよ。それも、うまいことに関空(関西空港)から行こうとしていたところをね」
―― 偶然にも大阪に近いところにいたんですねぇ。ところで、今回の大阪大会は凄く盛り上がったとか。
ターザン「藤田にとってはさ、相手が格下だったのがよかったんたよぉ。棚橋だったら、キャリア、実績、年齢などで圧倒的な差があるからさ、相手を見下した残酷なファイトをやっても許されるんだよぉ。だから、今回の藤田はプロレスの凄みを大阪のファンに見せ付けたらしいんだよぉ。それに対して、辛口でうるさい大阪のファンと取材したマスコミもメチャクチャ興奮して喜んだらしいね」
―― やっぱり永田や中西だったら、そこまでできなかったんですかね?
ターザン「そんなもんできませんよぉ! 年齢的なものもあるし、その世代の中では藤田は一番下だからねぇ。その点棚橋だったら、思い切って、サッカーボールキックをぶち込むことができるわけですよぉぉぉぉ!」
―― 失礼ですけど、6・5大阪大会が大盛況になるとはまったく思ってませんでした。
ターザン「これにはワケがあって、藤田が「ROMANEX」という舞台から凱旋帰国したと考えたらいいんだよぉ。その藤田の強さを証明し見せつけるために、棚橋が格好のエサというか噛ませ犬になってしまったんだよぉぉぉぉ!」
―― 格好のエサって(苦笑)。しかし、こういう試合をすると、棚橋が商品価値として落ちてしまうというか、ネクストにつながらないと思うんですけど?
ターザン「いや新日本にとってネクストなんか関係ないわけ。それより目の前の大阪大会をなんとかしなきゃいけないという緊急事態だったんだからさ」
―― たしかにそうですけど。
ターザン「まあ、オレは現場にいなかったんでなんとも言えないけど、GK≠ェ言うには、藤田がちょっと動くだけで客がオー≠チと反応するらしいんだよぉ」
―― 当日の『日刊スポーツ』に、「藤田VS棚橋戦が決定したことで、チケットは完売するだろう」というような記事が出てましたけど、藤田参戦は大阪のファンを条件反射的に刺激したんですね。
ターザン「藤田がサップに勝ったことと、大阪という土地柄がはまっというか、功をとおしたというかね、興行的には大、大、大成功だったらしいよぉ。新日本プロレスは思わず、ケガの功名的なうれしい悲鳴をあげたわけですよぉぉぉぉ!」
棚橋は永遠のスター候補生止まりですよぉぉぉぉ!
―― いろいろ言っても、ここ一番では新日本プロレスはしぶといですねぇ。
ターザン「昔なら、それを猪木さんひとりがやっていたんだけどね。『オレがリングに上がればなんとかなるさ』っていう、土壇場での居直りの凄さというか、猪木さん流のあとは野となれ山となれ的生き方がファンの方にも安心感としてあったけども、今回の場合は、新日本プロレスが団体として求心力が落ちていく中でのあわやの逆転技というかねぇ。作家の村松さん流に言うと、首の皮が0.1枚あったという世界だね。
―― 0.1枚(笑)。
ターザン「だからさ、取材しているプロレスマスコミも大喜びしたというんだよね。このところのプロレス興行でお客ができあがっている空間ってなかなかないのに、6・5大阪大会は第1試合から観客のノリがよかったらしいからねぇ。そういう雰囲気を察知して、棚橋を残虐ファイトで仕留めた藤田はプロレスラーだったという証明だね」
―― 藤田選手にそういうセンスがあったとは、意外な気がしますけど。
ターザン「GK≠ゥらの話で、藤田がプロレスラーだなあと思ったのは、最初のサッカーボールキックをもの凄い勢いで空振りしたらしいんだよぉ」
―― それは聞いてても興奮しますよ。
ターザン「GK≠ヘ『(空振りする)藤田はプロレスセンスに優れている』と言って、絶賛してたよ」
―― 今までの藤田選手の試合ではなかった光景ですよね?
ターザン「まあ、これもGK≠フ情報だけど、今までの藤田はテレがあってできなかったらしいね」
―― 藤田選手にテレがあったとは、イメージと全然違いますねぇ。
ターザン「意外だったけど、藤田はもともとプロレスセンスを才能として、持っているんだろうね」
―― じゃあ、結果的にサップVS棚橋というカードよりもよかったわけですね。
ターザン「何倍もいいですよぉぉぉぉ!」
―― サップだったら、そういうプロレスファンが喜ぶようなシーンを望めないですもんね。でも、スター候補生の棚橋が藤田に潰されたって感じもするんですけど。
ターザン「棚橋はいつまでたっても、スター候補生どまりですよぉぉぉぉ!」
―― スター候補生止まり?
ターザン「永遠のスター候補生止まりですよぉぉぉぉ! 甘いマスクをして、今の若者風なルックスはいいんだけど、新日本みたいなドロドロした人の足の引っ張り合いみたいな団体のエースに立つことは無理だよぉぉぉぉ!」
―― ところで藤田の防衛戦の相手は誰になるんですかねぇ。藤田VS中邑というようなカードが実現するんでしょうか?
ターザン「いやいや藤田は防衛戦もやらずに、このままベルトを返上すればいいんだよぉ」
―― へっ?
ターザン「棚橋戦は、古巣の新日本プロレスが一大事ってことで、ピンチヒッターとしてやったことだから! 助っ人の藤田は責任を持たなくていいんですよぉぉぉぉ!」
―― そういうことでいいんですか?
ターザン「だから、藤田は新しいIWGPのベルトをリングに置いて帰ったんだよぉ」
―― あっ、そうか!
ターザン「そんなこともわからないのか! お前も棚橋と一緒で永遠に弟子止まりですよぉぉぉぉ!」
―― …(トホホ)。
ターザン「最後にGK≠ノは感謝しないとね。全部、GK≠フ情報のおかげなんだから。彼は友情に厚い男だよ、まったく! GK=Aありがとう!」
―― ……(なおトホホ)。
ご参考までに)
◎藤田VS棚橋戦‐新日本プロレス公式HP
ターザン情報)
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