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| イビジェカフェトップ > ターザンカフェトップ > テレビ時評[2004年03月02日(火)] | ||||
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『踊る!さんま御殿!!』など
たとえばボクは3月2日、午後7時から12時までずっとテレビを見た。 7時、時代劇の『剣客商売』。8時『踊る!さんま御殿!!』。9時『大告白!中曽根康弘×笑福亭鶴瓶』。10時『ニュースステーション』。11時『悠久の感動スペシャル〜地球45億年の奇跡』。 こんなにぶっ続けでテレビを5時間、見たのはボクとしてはめずらしい。 なぜならその間、ボクは家にいたことになるからだ。テレビを見るということは、ボクにとっては家にいるということである。 テレビは家にいるボクの時間を、支配できるのか、どうかというのが一つのテーマになるのだ。その日、テレビによってボクは自分の時間を奪われたと考えるしかない。 『剣客商売』は完全にあれはわるい“時代劇時間”だ。かったるい。のんびりしすぎ。のん気。とてもじゃないがスピード感覚が遅すぎてついていけない。大ボケの世界だ。 “踊るさんま御殿”には坂口征二が出ていた。とにかくさんまが笑いまくる番組。“笑うさんま御殿”にすべきだ。沢村忠(元キックボクサー)の娘もいた。 西城秀樹がなぜか浮いていた。あの周囲の笑いの外にいたのが面白かった。 番組自体がもう、なれすぎてしまっていて、まったく新鮮さと意外性がない。惰性感丸出し番組。笑いのマンネリ化は最悪だ。 中曽根さんと鶴瓶の話は政治家とは何かというのが、ボクなりに伝わってきた。庶民、市民、国民と絶対に一線をしく。その壁を背負って生きることを宿命として覚悟すること。それが政治家なのだ。 中曽根氏にはその壁を意識した孤独感が、ダンディズムにさえ見えた。中曽根さんと鶴瓶の間には壁が有り続けた。それは中曽根さんの方から作り続けていた壁である。 番組の最後で鶴瓶が奥さんの写真を見せると、中曽根さんは何回も“美人だね”と繰り返していた。若い人を見つけると「君もこっちにきていっしょに飲め!」と言った。 85歳になった中曽根さんもボクと同じで“美人”と“若者”に最も興味があるのだ。 鶴瓶がなぜ、バッシングされた時、反論されなかったのですかときいたら、ひとこと「めんどくせえやあ!」と中曽根さんはそう言い放った。 ボクはその“めんどくせえや”にはひとり大笑いした。“ニュースステーション”からはうとうとしておぼえていない。 ボクにとってテレビとは結局どうでもいいものなのだ。どうでもいい時間だったということである。 |
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