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『菜根譚』を読んで。

・要は孤独がすべてのキーワードなのだ。真理と孤独は背中合わせに存在しているもの。我、思う…。

本格的に読書をしてやろうと決意。とりあえずベースボール・マガジン社の創業者、池田恒雄会長(故人)からいただいた岩波文庫ワイド版の50冊があるので、それをひとまず読破しようと決めた。

すべて古典である。中国の明の時代に書かれた『菜根譚』(さいこんたん)を引っ張り出す。

その最初のところに「道徳に棲守する者は、一時に寂寞たり」とあり、さらに「達人は物外の物を観、身後の身を思う」とあった。

どういう意味かというと「人生で真理を守り抜く者は一時的に不遇で寂しい境遇になる。達人は常に世俗を越えて真実なるものを見つめ、死後の思いをいたす」ということである。

別に偉い人や達人でなくても真理を求めることはできる。普通のただの人でもそれは可能だ。

要は孤独がすべてのキーワードなのだ。

真理と孤独は背中合わせに存在しているもの。我、思う。我、求める。ゆえに孤独なり、なのだ。

人(他者)に依存しない孤独。自信に満ちた孤独。それができるかどうかである。最強の孤独を生きる。

『菜根譚』が言わんとしていることが何かわかった。

くだらないものをすべて自分からはぎ取ってしまえなのだ。それでも残ったものがつまり孤独と真理なのだ。

言うはやすしだ。実行はもちろんむずかしい。



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