|
|
 |
故・宇野千代さんについて。

偶然、テレビを見ていたら生前の宇野千代さんが出ていた。100歳近くまで生きた有名な女流作家である。
テレビにはわずか10分ぐらいの登場だったが、この人はやはり変わっている。なんでも女性の人たちは今でも人気のある作家だという。
実は宇野さんはボクと同じで山口県岩国市の出身なのだ。それはどうでもいいことか…。ボクは彼女の小説は読んだことがない。勉強不足なのだ。
生涯、奔放な恋愛に生きた人というのが、宇野さんのイメージとしてみんなにはある。合計4回結婚したというのだから、昔の人でいうとこれはすごいことだ。
とにかく自分の感情にストレートに素直な人だ。それが行動に直結していくのだ。つまり恋愛は宇野さんにとって有限実行なのだ。
好きな人ができるとその男性に向かって自分から「あなたのことを大好きです!」と自然に言ってしまう。こんな女の人ばかりだったら一体、世の中はどうなっていくのだろうか?
それでちゃっかり宇野さんは「それを言ってうれしくならない男性はひとりもいません…」といけしゃあしゃあと言ってしまうのだ。
愛の確信犯である。そんな自分のことを恋愛の追っかけ屋≠ンたいなことを言っていた。
しかし宇野さんも言っていたけど好きでもない人に追っかけをされると、これほどうざったくて面倒臭いものはないことは、これもまた事実なのだ。
・相思相愛の恋愛もつまるところ宇野さんからすると、それってオスとメスの関係なのだ!
ところが宇野さんの「好きだよ!」という告白は必ず相思相愛へと発展していった。そこもまた宇野さんの素晴らしいところでもあるのだ。
だがそこから先のことになると宇野さんは冷徹なリアリストになっていく。どういう意味かというと、その男と女の相思相愛は5年が限界だというのだ。
つまり相思相愛の恋愛もつまるところ彼女からすると、それってオスとメスの関係だとはっきりと言い切った。
たしかにそれは当たっている。だがそれはみんな口に出して言わないだけなのだ。
相思相愛で成立したカップルの恋愛とはオスがオスであり、メスがメスであることを確認する場であり、時間でもあるのだ。
この人は恋愛がエロスであることをよくわかっている。わかりすぎと思っているから、そうやって口に出して言葉にできるのだ。
宇野さんならではの特権と見た。ほかの人にとって恋愛とはオスとメスのあらかじめ認められた快楽の場と時間であるといったら、それこそみもふたもなくなってしまう。
でも世の中には宇野さんのようにそれを平気で言える人がいないとつまらないのだ。面白くないのだ。
5年を過ぎるオスとメスの関係は恋愛から特殊な友情の関係になっていく。
その友情の関係ができない人だったので宇野さんは5年経つと好きになった人と別れるしかない。どうやらそれを繰り返してきた人なのだ。
ではオスとメスの友情関係とは何なのかとなってくる。わかりやすくいうと映画『Shall we Dance?』のあの夫婦がまさに夫と妻の友情的有り方をテーマとして描いていた。
その時、夫と妻はオスでもメスでもない中性的存在になっていくのだ。それはセックスレスとは違うのだ。
宇野さんは自分が恋愛の追っかけだとわかると、男がそれである時から自分のもとをさっていきたいと思ったら、その時はすんなりそれを受け止めるのだ。
宇野さんはその心境を「恋愛の武士道」と言っていた。へえ〜、恋愛にも武士道があるんだ。
びっくりしたなあ、もう。こういうオバちゃん(失礼)には男は絶対に勝てない。それだけはボクもわかっているつもりである。最強の人である。
ターザンカフェより)
※競馬コラムで連載中の子連れ女馬券師≠`yumiさんの予想が大的中しました!(「NHKマイルC」三連単▲△◎ 6万3150円)
※5月20日(金)にシネマイッキ塾の開催を予定しております!(詳細は後日発表)
※5月26日(木)にビジュツイッキ塾の開催を予定しております!(詳細は後日発表)
※プレイステーションドットコムにて「シネマLOVE」を好評連載中!(第5回目は『ラストサムライ』)
※ターザン山本!最新刊『音楽と意図』(インフォバーン・刊)、2月7日全国書店にて発売!(購入はコチラから)
|
 |
|
|
イビジェカフェモバイル
|
|
|
|