|
|
 |
横顔について。

女性の美しさはどこにあるかというと、ボクは横顔にあると思っている。
正面の顔にはどうしてもその女性の意志がこちら側に伝わってくる。
そうすると美とは関係ない次元にいってしまうのだ。面倒臭いところにいってしまうという予感がある。
その点、横顔というのは誰かに見られているという意識がないところで、こちら側がその女性を見ていることになるのだ。
これほどに気持ちいいものはない。もちろん、すでに好きな者同士だった恋人たちにはそれは必要ない。
彼らは逆に向き合うことが大切になってくるからだ。その前の段階、人は人を好きになる瞬間が実をいうと最もうるわしい時間でもあるのだ。
たとえば見初(みそ)めるという言葉がある。これはみて字のごとく初めて見ると書いてある。
要は初めて見た異性に強く心をひかれる感情のことをいうのだ。
見初める。いい言葉である。その見初める時って絶対に異性(ボクの場合、女性)を正面から見た時ではない。
正面から見ると相手もこちらの視線を意識してしまう。それでは見初めたとはいえないのだ。ななめ横から彼女の横顔をそっと見ているはずなのだ。
「ああ、奇麗な人だなあ…」とひとりでつぶやくようにして見ている。
その時、彼女は静止していてもかまわない。でも歩いていたりして動いている時は最高である。
なぜならボクの目は移動式カメラとなって彼女を目で追うからだ。
・横顔のいいところは彼女の視線があらぬ方向に向かっていることである!
それをやっていたのが映画『ドクトルジバゴ』である。
ジバゴが街で見かけたララ(ジュリー・クリスティ。ボクの好きな女優のひとり)を目で追う時、カメラが彼女を追いまくっていくのだ。
あのシーンは最高だった。人を見初めるということは、ああいうことなのだと『ドクトルジバゴ』でボクは教えられたのだった。
ララはそんなことまったく気が付いていないのだ。そこがまたいいのだ。見初めるという行為はいつも最初は一方通行、片側通行なのだ。
それがやがて双方向性へとなっていく。横顔のいいところは彼女の視線があらぬ方向に向かっていることである。
絵画でもそうだ。美しく書かれた女性たちは、ほとんどその絵を見ている我々の方に視線を向けていない。必ず違う方向を見ている。
そのことによってボクたちは見初めるということを擬似体験できるからだ。
だからたとえ正面を向いた顔であっても、目はこっちを向いていない方がいいのだ。
レンブラントには横顔のサスキア≠ニいう絵がある。あの本物が日本で公開された時、見た、ボクはその時初めて横顔の意味を知ったのだった。
レンブラントはやっぱり偉大だよ!
ターザンカフェより)
※緊急告知!「PRIDEひかり道」出演決定!(25日<明日>午後11時より生配信。詳細はコチラ)
※プレイステーションドットコムにて「シネマLOVE」を好評連載中!(第5回目は『ラストサムライ』)
※3・25(いよいよ明日)第26回シネマイッキ塾の開催が決定しました!
※3・26(明後日)「オレに前田日明を語らせろ!」IN闘道館の開催が決定しました!
※「競馬コラム」連載中のayumiさんの予想が大的中しました!(「阪神大賞典」◎○▲ 3連単5万7710円<3連複4380円>)
※大好評イベント「格闘2人祭」(次回開催4月6日<水>)のチケットが3月6日、ローソンチケットにて発売決定!(詳細はコチラ)
※ターザン山本!最新刊『音楽と意図』(インフォバーン・刊)、2月7日全国書店にて発売!(購入はコチラから)
|
 |
|
|
イビジェカフェモバイル
|
|
|
|