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海老沢会長の辞任について。

NHKの海老沢会長がついに辞任した。いざ正式に辞任を発表すると、なんとなく会長がいい人に見えてくるというのは、どういうことなのだろうか?
それに対して辞めないでいる時は悪人にしか見えないのだ。我々、大衆の目線というのが、いかにいい加減なものであるかをよくあらわしている。
だいたい今日、朝、届いた日刊スポーツを見ても辞任発表の記者会見での海老沢会長の写真は、両目がうっすらと涙でうるんでいるものをでっかく載せていた。
今までみんな会長をバッシングする方向で報道していたのに、辞任を発表した途端にこれはないだろう。
辞任しないまでは「辞任しろ!」と徹底的にその人間を追いつめていく。それはもうしつこいぐらいにすごいのだ。
そうなるとたとえNHKの会長であってももう逃げ場はない。逃げられない。逃げ切れようがない。
どんな権力者もマスコミがいったん狙いをつけて悪者扱いした時は、一巻の終わりと思うしかないのだ。
事態はNHK内部だけの問題ではなくなってくる。敵はこの瞬間、世間とマスコミになってしまうからだ。
そうなった時は素直に世間の意向に従ってさっさと辞めるしか方法がないのだ。
・世間とマスコミのエゴイズムほど怖いものはない! 世間とマスコミの正義って一体なんなんだ?
ボクだったら「もはやこれまで…」と思ってすぐに辞めた。"辞めるが勝ち"という判断をしただろう。
事件が発覚した時、すぐに辞めてしまえば世間もマスコミも海老沢会長を追及できないからだ。
このへんの読みが甘いというかいったん巨大な権力にすわった者は、どうしてもそのポジションにいたくなるんだろうなあ。
これは人間だから仕方ないかもしれない。とにかく世間とマスコミのエゴイズムほど怖いものはないのだ。
彼らは正義をふりかざして、自分の考えが正しいことを証明するかのように間違ったことをした者に対して激しいバッシングを続けていく。
ボクからするとそれってまったくたまったものではないのだ。じゃあ世間とマスコミの正義って一体なんなんだと逆に問い返したいよ。
もともと役人的、官僚的組織においては社員による不祥事は起きやすいのだ。なぜなら彼らの収入は一生、固定したまま。
役職が上がっていくことによってしか給料が上がらない。出来高制とか能力給というシステムがないのだから、余分なお金を稼ごうとしたら、いろいろ不正を働いて取るしかないではないか?
ある部分、あの不祥事はNHKが持っている組織の必要悪ではないかと思っている。
誰か少数の人間が悪知恵を働かせるか、いたずら心を起こして制作費着服事件などを起こしてしまうのだ。
問題はそういう時、組織の一番トップにいる人間の責任も問われてしまうのだ。
特に海老沢会長みたいに飛ぶ鳥を落とすような大権力者には、その反動で辞めろコールが起きる。
そのためにも日本ではおとなしくマジメに生きている方が絶対にいいのだといういい教訓でもある。
ターザンカフェより)
※1・28第22回シネマイッキ塾開催決定!(鑑賞映画『恍惚』 渋谷ル・シネマ1 16時集合)
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