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ヤンキースVSレッドソックスを見て。

野球(ベースボール)がサイコロジースポーツであることが、はっきりわかった。10月19日のことである。
ボクは朝、NHK衛星第一放送でヤンキースとレッドソックスがリーグ優勝をかけた第5戦を偶然見ていた。
大リーグの試合をテレビで見るのは初めてである。この日までヤンキースは3勝1敗。あと1試合勝てばリーグ優勝を飾り、ワールドシリーズに出場できる。
それがこの試合の最大のポイントだった。7回が終わった時点で4対2でヤンキースがリードしていた。
このままいくとヤンキースの勝利は九分通りかたかった。ただ一つだけ気になったのは前日、レッドソックスがサヨナラ勝ちしてヤンキースに一矢報いたことだ。
3連敗したあとの劇的なサヨナラ勝ち。その勢いは無視できないものがあった。考えられることといったらそれぐらいである。
ボクは野球は団体競技なのでチームの気分が勝敗に大きな影響をもたらすと考えているのだ。
そして8回の表。ヤンキースの攻撃。その時、二死二、三塁でバッターは松井。松井は前々日、5安打を放って絶好調だった。
ここで松井がヒットを打って1点でも追加点を取っていたら、そのままヤンキースは勝っていた。
松井は好調という落とし穴に思わずはまってしまったのだ。ボクはあのシーンを見てヤンキースは負けるなと直感した。
ところが松井は第一球、高めのストレートを空振りした。それもクソボールなのだ。いつもは冷静な松井が一体どうしたのだろうか?
ピッチャーは絶体絶命のピンチに立たされているのだ。ここはじっくり球を見て相手投手にさらなるプレッシャーを与えるべきなのだ。
第一球がボールだとしたらバッターには有利になるからだ。それがクソボールを空振り。まるで草野球のシーンを見ているみたいだった。
そうしたら何球目かにまた同じ高めのクソボールがきた。それにも松井は手を出してしまい空振りした。
ここ数試合、好調に打ち続けてきたそのツケがきたと思った。松井の意志とは裏腹に体が自然と調子にのっていたのだ。
もうそうとしか考えられない。だから野球は面白いのだ。あそこで松井が四球を選んでいたら、そのあと試合がどうなっていたかわからない。
松井は好調という落とし穴に思わずはまってしまったのだ。ボクはあのシーンを見てヤンキースは負けるなと直感した。
案の定、松井はレフトフライに倒れその裏(8回)、レッドソックスに2点を取られて同点にされ、最後はまたしてもサヨナラ負けを喫してしまった。
調子がいい時こそ冷静になれ。用心しろ。気を付けろ。注意を怠るなというこれはいい教訓である。
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