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高校生とセカチュー

 |  |  | | 電車に乗っているターザン。「僕からすると、山本さんは雑音を拒否する(寝る)ときが多いような感じがしますけど…」(うたまくら) |
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窓際に立って電車の中から外の風景をボーッと見ていたら、女のコの声が突然ボクの耳に飛び込んできた。
思わずボクは首をひねってその声がした方に振り向いた。「ネクタイをしたらわたしも高校生になった気分になったよ…」。
ワー、うれしいという表情をしている。まだ自分は中学生なので早く高校生になりたい。そういう気持ちを言ったのだろうか?
ボクにはそのコが中学3年生なのか、それとも高校1年生なのか、とても判断できなかった。
たぶん中学生のような気がする。え、高校生になることがそんなに楽しいことなの? うらやましいなあ。彼女たちの人生は前途洋洋じゃないか?
ボクはその時、自分との落差をすごく感じていた。もう一つ今度は山手線での話である。先の話は京成線の話。
山手線にて…。
山手線で池袋から新宿に行く電車でボクがすわっていたら、20代前半の若い女のコ3人がボクの前にすっとやってきた。
「ネエ、ネエ、ネエ、"セカチュー"(『世界の中心で、愛をさけぶ』)見た?」
「見た、見た、見た。原作を先に読んで、それから映画を見た」
「どうだった? 面白い?」
「ウーン、原作と映画は少し違っているわよ」
「わたしは原作読んだ。だからやっぱり映画は見たいな…」
「見たい、見たい。わたしも見たい」
どうやらこの3人の女のコは原作を読み映画も見たコと、原作を読んだが映画は見ていないコと、原作も映画もどっちもまだ読んでも見てもいないコの三者三様の違いがあった。
『世界の中心で、愛をさけぶ』という本は完全に彼女達に情報として届いていることが、これではっきりとわかった。
街には出てみるものである。都会の魅力とはノイジーな世界の心地よさにあると思う。
雑音を楽しむ。雑音を拒否する。雑音になれる。ボクらは都会人である限りこの三つには敏感である。たまにはいい雑音もあるのだ。
ご参考までに)
◎『世界の中心で、愛をさけぶ』‐『YAHOO!JAPAN』
ターザン情報)
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