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| イビジェカフェトップ > ターザンカフェトップ > 今日のコラム[2004年02月24日(火)] | ||||
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本屋の主人と少し話をしたら…
「荒城の月」を聞いて沈んだ気持ちになった ボクが住んでいる京成線立石の駅を降りると踏み切りがある。南側はアーケードのある商店街。北側はアーケードがない。その両方に本屋がある。 出版社につとめている人間は本屋とは言わない。書店と呼ぶ。2月23日の午後、アーケードのない本屋に行って、そこの御主人と少し話をした。 店内にはなぜか童謡の「うさぎ」や「証城寺の狸囃子」の曲が流れていて「おじさん、これをBGMにしているの?」ときいたら「違うよ。CDつきの本が出ているんですよ」というではないか? なるほどレジーの前に隔週刊「日本のうた、こころの歌」Cが並べられていた。 このCDのカバーは「荒城の月」がでかい字で書かれている。「宵待草」もはいっていた。なぜか「サンタルチア」もある。「サンタルチア」はナポリ民謡なのになあ。 本屋で「荒城の月」をきくと心が沈んだ気持ちになる。しかしこの曲は名曲だよなあ、ホント。どんな人にも瞬時にして自分が失ってしまった時間を想起させてしまう。 それって一種、ボクは罪作りなことだと思うのだ。そういいながらボクはついその本を買ってしまったのだった。この原稿を書いている今、実はボクはこのCDをかけている。 もう一つおじさんに芥川賞がのった今月号の『文藝春秋』はないのかいうと、すぐに売り切れてしまい、今、注文中だという。再版待ちなのだ。 若い20歳の女性2人の受賞は、やっぱり話題性抜群だったということになる。おじさんの話だと最近は読者層ががらっと入れ替わったんじゃないのと言っていた。そうしたら彼女たちの作品が読まれているというのは納得できる。 でも本屋の経営はきびしい。それはいまさら言っても仕方ないか…。地球の砂漠化が1年ごとに広がっているように、日本の本屋は1年ごとにどんどん街から消えてなくなりつつある。 そのかわり街はコンビニだらけだ。おじさんに言わせるとコンビニ経営も営業時間ばかり長くて、実際の収入はサラリーマンとあまり変わりないといっていた。ああ、それが現状なのか。 「本屋」「銭湯」「映画館」はかつて街的文化のトライアングル的存在だったのになあ。そういえば立石周辺には映画館がない。昔映画館があったところには今、でかいマンションが立っている。 |
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