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女性の愛は無条件に信じる

映画『激しい季節』を見た…

きのうの夜、つまり2月21日の深夜の2時10分からTBSテレビで1959年に作られた映画『激しい季節』を見た。

ボクの好きなイタリアの監督、ヴァレリオ・ズルリーニの作品。たしか同じイタリア映画に『ビアンカ』(1951年 監督・マウロ・ボロニーニ)というのがある。

ボクが大学時代(たぶん昭和40年代の始め)に京都の映画館で見て「これがボクにとっての青春映画の一つだ!」と思ったものだ。

ジャン・ポール・ベルモンドが貧しい若者に扮し、娼婦役のクラウディア・カルディナーレを好きになってしまう話。

あんなにせつない青春はない! たしか『国境は燃えている』(1959年)という映画もズルリーニだったのでは…。

こっちは第二次大戦中のレジスタンス運動の話。ボクの大好きな女優、アンナ・カリーナが出ていた。

すべて30年ぐらい前の話なので申しわけない。若い人にはチンプンカンプンだと思う。

もし、よければ『ビアンカ』と『国境は燃えている』は見て欲しい。

そうすればボクの青春が何だったか、あるいはボクという人間がどういう男なのか、多少はわかってもらえるはずである。

青春とは“せつない”という言葉と同義語なのだ。ボクらはそうした気分で青春を生きてきた。一つの時代を生きてきた。

“せつない”といえば『激しい季節』もそうだ。第二次大戦中、イタリアの高級避暑地で繰り広げられる恋愛の映画。

主人公のロベルタは30歳で子持ち。でも未亡人。もちろん美人だ。 その彼女を好きになってしまうのが兵役を逃れようとしている若者。

2人のラブシーンは多くの場合、キスが中心。向かいあう。沈黙する。見つめ合う。キスする。その繰り返し。

今から44年前の映画だから仕方がない。1回だけベッドシーンが出てくる。

その時、彼女の上半身は裸。乳房が丸出しになる。もう、それだけでボクは過剰なほど官能的に見えた。

彼女の母は自分の娘に子持ちの30女らしく生きろ。夫をとむらって生きろというが、彼女は本気で好きな人ができたのだから、たとえ母親でもあなたの忠告や指図は受けないと突っぱねる。

戦争や世間のしきたりが2人の恋の壁になっているのだ。当然、結末は悲しい別れのシーンで終わる。

人生の中で恋愛をプライオリティーの最上位にあるものと考えていないと、この映画は作れない。

その際、男と女では恋愛の本気度に差がある。ボクはいつも圧倒的に女の人の圧勝だと思っている。

それはこの映画に限らず始めからそうなっているのだ。その意味でボクは女の人の愛は無条件に信じる。


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