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『スイミング・プール』A

ターザン「フランソワ・オゾン監督が作る映画の特徴として、まず登場人物が極端に少ないことがあげられるんだよぉ。そして、ある一定の空間の中に閉じ込めておいて、そこでドラマが起こるんだよね」

歌枕「前作の『8人の女たち』は大勢でしたけど、『焼け石に水』にしろ、『まぼろし』にしろ、たしかに少人数でした」

ターザン「そして、その登場人物たちの心理的な絡みをどんどん浮き彫りにしていくんだよなあ。それは『焼け石に水』を見た時にすぐわかったよぉ! あれはホモのおっちゃんの話なんだけど」

歌枕「ホモのおっちゃんって(笑)。たしかあの人は両刀(使い)でしたよぉ。しかし、オゾン監督の作品は登場人物の心理描写そのものが、映画の仕掛けになっているような気がしますね」

ターザン「しかし、君たちの意見を聞いていると、本当に人間の社会的かつ内面的心理学をまったく学んでいないというか、教えられていないというか、本当にマークシートだけで生きてきたみたいな心理学だねぇ(笑)」

主催者・田中「では、マークシート世代にもわかるように『スイミング・プール』の見方を教えて下さいよぉ〜(泣)」

ターザン「この映画の主人公は、女流作家のサラ(・モートン)なんですよぉぉぉぉ!」

主催者・田中「あの〜そのことは、マークシート世代にもわかりますけど…」

ターザン「(まったく聞かず)サラを軸にして、この映画は動いてるんですよぉ! 普通、主人公がいたら、脇役の存在も対立概念として非常に重要視されるものなんだけども、この『スイミング・プール』は主人公のサラがどうやって、ラストシーンにたどり着くまでの、彼女の感情と、意識の部分に注目すればわかりやすいんだよぉ」

歌枕「しかし、ジュリーが男を殺すまでは、サラとジュリーが対立概念として描かれていますよね」

ターザン「それも、オゾンの手なんだよぉ! みんなはね、映画を見るときに、伏線を見ようとするクセが付いているんだよぉ。そうすると、どうしてもAということがあっらB、CだったらDだなという風に捕らえる回路になってしまうんだよな。そういう見方をオゾンはまるで嘲笑うかように、常に逆手をとって自分の映画を組み立てているんだよぉぉぉぉ! それはオゾン流の映画的遊び心で、やっているからオレなんかは面白く見れるけど、一方、君たちはそのオゾンの簡単なフェイントにもひっかかっているから、ぜんぜん面白くないわけ! オゾン特有の性格を分かっていれば、この映画はメチャクチャ面白いはずなんだけどねぇ」

参加者たち(平均満足度6.4 女性参加者を除く)「…」



オゾン監督はサラの自意識の中に、わざとジュリーを登場させるわけですよぉ!

ターザン「だから、この映画はサラの自意識が描かれていると思って見たら、凄くスッキリして分かりやすいんだよぉ。ストーリーは、スランプになった女流作家サラが出版社の社長に勧められて、パリにある彼の別荘に行き、作品を書くというような設定なんだけど、この映画の象徴と言えるスイミング・プール、そして森の風景など、ぜ〜んぶセラの自意識を通して見ている風景と思った方がいいんだよぉ」

主催者・田中「じゃあ、ジュリーもそうなんですか?」

ターザン「ジュリー? ここがオゾン監督のえげつないところでもあるんだけど、サラの自意識の中に、わざとジュリーを登場させるわけですよぉ。そのことによって、それまで平穏だったサラの生活は、メチャクチャになるんだけども、その2人のやりとりが1つのドラマとして展開していくんだよね。とはいっても、サラからすると、ジェリーも、プールとか森とかと同じ存在と言えるわけだけど、ジュリーはしゃべったり動いたりするから、非常になんというか、サラにとって、うざいったい存在というか、目に入ったゴミみたいなものなんだよね」

歌枕「ラストシーンの前で、サラが出版社の社長に三行半を付きつけて、会社を出ようとしたときに、ジュリーによく似た若い女のコ、まあ、実際はあまり奇麗じゃない社長の娘とすれ違いますよね。そこで、ジュリーと本当の社長の娘は同一人物ではないということが分かるんですけど、そのシーンを見ると余計にみんなはバカにされた気分になってしまうんでしょうね。僕は、山本さんの意見に近いんですけど、あの映画のストーリー自体がサラの描いた『スイミング・プール』という作品だと思った方がいいという結論になったんですよ。作品はそもそもフィクションだから、実際の娘よりか、美化して描いたというか」

ターザン「それは一理あるねぇ。ほかのみんなも、ボクがしゃべったオゾンのクセを頭に入れた上で、もう一度『スイミング・プール』を見たら、最初に見た印象と違うんじゃない? 今日の君たち(女性を除く)は、ファーストコンタクトでオゾンにKOされたようなものだなあ(笑)」

参加者たち(女性参加者のぞく)「…(トホホ)」(次回はhttp://www.white-crow.jp/">『白いカラス』です)

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/b/2004/20040619101745.htm">6月19日、東京・有楽町にある喫茶「ルノアール」で開催された第10回シネマイッキ塾の講義より一部抜粋しました。



ご参考までに)

http://www.gaga.ne.jp/swimmingpool/">『スイミング・プール』‐公式HP



<『スイミング・プール』映画評>

http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/mo2571.html">『MovieWalker』

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=318963">『YAHOO!MOIVE』

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/g/2004/20040624072423.htm">『スイミング・プール』@-映画コラム



第9回シネマイッキ塾)

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/g/2004/20040617101332.htm">『カレンダー・ガールズ』@‐映画コラム

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/g/2004/20040619112008.htm">『カレンダー・ガールズ』A‐映画コラム



シネマイッキ塾参加者募集)

★7・2http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/sch/2004/20040702160004.htm">第12回シネマイッキ塾(http://www.koneko-onegai.jp/">『子猫をお願い』)(今週開催)

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/g/2004/20040514101043.htm">シネマイッキ塾とは?‐映画コラム



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