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第21回 中学時代の友人、MとKと誓い合ったこと…………

 中学時代に2人の親しい友人がいた。その前に書いておきたいことがある。小学生から中学生になる時、確実に私は何かを失っていた。一体、何を失っていたのか? その自覚症状はない。あるわけがない。おそらくそれは無意識の部分だと思う。もはや二度とあの6年間の小学生活は帰って来ない。戻って来ない。それだけは確実なのだ。義務教育という枠組みの中を与えられた通りに通過していった。そこには次のステップが待っていた。義務教育の第2段階、中学の3年間である。友人はひとりはM。もうひとりはKといった。

 なぜ、私はMとKの二人と仲が良かったのか? 今でもよくわからない。Kとは小学校が同じ。家も近かった。Mは小学校は別。でもなんとなく気が合ったんだと思う。Mは理工科系論理的思考タイプ。Kは実家がワサビの販売をやっていたので商売人の子。如才なかった。クラブ活動はどちらかが吹奏楽部だっような気がする。私はバスケットボール。運動会系。それでも日曜日の休日になると3人で映画を見に行ったりした。問題はあっという間に岩国私立東中学卒業の時が来てしまったことだ。ここで三者三様、別々の道を進むことになる。Mは岩国工業高校。Kは岩国商業高校、そして私は進学校の岩国高校。

 そこには家の事情も影響していた。実家を継がなければならないKは商業高校。高校を卒業して働かなければならないMは工業高校。私だけが大学を目指すことが許されたのだ。家は貧乏だったのにね。父と母は私に異常なほどの期待を抱いていた。明治生まれの両親は瀬戸内海の島で育った。だから小学しか出ていない。そのことに対するある種の怨念があったと思う。私はその怨念に助けられたと言ってもいい。高校進学を前にして私は人にはそれぞれの運命があることを知った。MとKは私と同じように大学に行くだけの能力はあった。世が世なら大学に進んだはずなのだ。なぜ、私だけ? ちょっぴり後ろめたい気分にかられたことは確かだ。

 その一方で私は大学に行って当然なのだと自分に言い聞かせていた。生まれ故郷を出る。逃げ出す。家族も故郷もみんな捨てる。それを人生の大目標にしていたら大学に行くしかないのだ。その選択肢以外にどんな方法もなかった。高校に行く時、密かに3人で誓い合ったことがある。1ヶ月に1回、必ず一緒に映画を見に行こう。それが俺たちの友情の証なのだと。今から考えるとなんてロマンチックなことだと気恥ずかしくなってくる。別にそんなことにこだわる必要はどこにもない。誰がそれを言い出したのだろうか? 提案したのだろうか?

 高校生活の3年間、その約束は破られることはなかった。美しいといえばこんなに美しいことはない。どうせ高校を卒業すればお互い決定的に分かれてしまうのだ。ほとんど会うことはなくなる。まさしくその通りの展開になった。ただし1回だけ奇跡を起こした。立命館大学3年の時、私は突然、学生結婚をした。なんとその時、MとKは京都まで来てくれたのだ。そして私は二人を京都と奈良の街を案内。清水寺や奈良公園に行った。今でもその時の写真は大事に持っている。

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