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第18回 試験期間中はクラブ活動禁止。そこで見た外国映画が私の運命を決めた

 もし私が中学時代の3年間、クラブ活動としてバスケットボールをやっていなかったら? おそらく鬱になっていた。授業が終わってからの時間をどんな風に過ごしていたのか想像がつかない。中学に限らず人生には基本、することがない。これほど怖いことはないのだ。なんとしてもそこに落ち込まないための方策が必要だ。そのことをわかっていたため私は本能的にバスケットを選んでいた。これなら日が暮れるまでは時間潰しが出来る。日が沈めば家に帰って夕食。あとは寝るだけだ。その繰り返しで3年間を逃げ切ろう。

 悪くはない考えだ。しかもスポーツのクラブ活動には勝ち負けが存在する。これがまたいいモチベーションになった。もともと勝った、負けたの世界が好きな性格。これだと私も退屈しない。ただそのためだけにバスケットボールをやっていた。本命でもなんでもない。それはもう仮の姿でしかなかった。13、14歳の少年がひそかにそんな考え方を誰にも悟られずに一人でしていたのだ。これも自己防衛本能の一つである、中学生活にはなんの意味もない。あるわけないのだ。その中学では学期ごとに中間テストと期末テストがあった。

 一学期、二学期、三学期とね。テスト中の1週間はクラブ活動が禁止される。これが凄く楽しみだった。なぜならテストは午前中で終わるからだ。家に帰ると午後の時間、ひとりでテレビを見る。それが見も知らぬ外国映画なのだ。今でもはっきりと覚えている。イタリア、ピエトロ・ジェルミ監督の『嫉妬』だ。ストーリーはみんな忘れた。1953年の映画。私が7歳だ。だから古い映画をテレビで再上映していたのだ。おそらくほかの映画も何本も見たはずだ。この時、初めて私は映画の魅力を本気で知ることになる。小学高学年、日活の大人の映画を見た時とは明らかに何かが違った。その時には自分の家にもテレビがあった。学校で成績が一番になったらテレビを買ってくれる?と父に交渉。

 父は「よし、わかった」と快諾。じゃあというので一番になるための勉強、特訓を私なりに計画、見事、その作戦は成功。学年で一番になった。あれ以来、私は全く勉強をする気にならなくなった。やれば出来ることを証明したのだからもうする必要はないというのが私の言い分である。だから成績はその後、あっという間に下降した。でも普通高校ぐらいなら受験勉強はしなくても通る自信があった。そうでなかったら将来性なんてあるわけがない。試験期間中のクラブ活動禁止。あの時のあの時間が私の運命を決めたと言ってもいい。

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