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革命を密輸した男A

 8月25日の金曜夜7時。仕事を切り上げ、恵比寿ガーデンプレイスに駆けつけた私は目を疑った。

 「入館待ち30分」の行列。しかも、並んでいるほとんどが会社帰りの20代OL。

 彼女たちはチェ・ゲバラの顔や名前は知っていても、何を成した人物か知らない。写真展を訪れた理由も、「有名な人が撮った写真だから、ちょっと覗いて見よう」。そんなフットワークの軽さである。

 ただし、約240点も展示された作品群は、決して高いクオリティとは言えない。

 舞台は主にメキシコやキューバだが、田園や遺跡、工事現場といった本当に何でもない日常風景。

 とても、我々がイメージしている、情熱たぎる革命家が撮ったものとは思えないものばかりだ。

 しかし、勝手な固定観念を抱いているのは私たちのほうで、実はこれが彼の真実なのかもしれない。

 「本当の自分は戦場にいる革命戦士なんかじゃない。こういう平和な風景の中に溶け込んで暮らす人間なんだ」

 そんなゲバラの声が聴こえてきそうである。

 誰にも見せることのなかった、いや、自らの宿命のために、心の奥に押し込めざるを得なかったアイデンティティ。

 そう、これは彼が撮った写真展ではなく、ゲバラの心の風景を我々に解放してくれたパンドラの箱だったのかもしれない。


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