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世界一、人望のない男 |
フェブラリーステークス(G1)
あれは木曜日の深夜だったか。気持ちよく寝ていると、ケータイに着信が。
また山本さんか? と思ったら、谷彼女でした。
「もしもし、人見さん? ちょっと相談があるんだけど」
やけに神妙な声。緊急事態か?
「谷さんのことなんだけどね。今さらこんなこと聞くのも変なんだけど……谷さんってさあ、ぜんぜん友達いないの?」
そんなことで電話してきたのかよ!
あのさあ、キミたちは籍こそ入れてないけど、夫婦同然の生活してるんでしょ。自分の彼氏の友達の数なんか気にしてる段階じゃないよ、それ。
まあ、たしかに私も谷賢とはけっこうな付き合いですが、彼から友達の影を感じたことはただの一度もありません。知人はたくさんいるようですが、それらはみんな谷彼女の人脈です。
この文章を読んでいる人も「いくら谷賢でも1人くらいは友達いるでしょ」とお思いでしょう。でも、残念でした。大げさでもなんでもなく、谷賢には本当に1人も友達がいないんです。
「お前は違うのか?」と言われそうですが、私と谷賢は山本さんの悪口を言い合うという一点で繋がっているだけで、そこに友情は存在していません、ハイ。
そもそも、今は亡き『谷賢日記』を読んでいた人ならわかると思いますが、あんなに他人を小馬鹿にする文章を書く人間に友達ができるわけないのです。
私も谷賢には散々なことを書かれましたが、私の場合は「好き勝手に書いていい」と許可していたので、まだマシなほうです。他の人たちはいきなり日記でネタにされているわけですから、たまったものではありません。
思うに、谷賢は「嫌われても構わない」と開き直っているわけではなく、「他人からどう思われるか」という意識自体がスッポリ抜け落ちているのではないでしょうか。要するに、欠陥人間ということです。
一昨年の9月、オイタが過ぎた『谷賢日記』は山本さんの逆鱗に触れて強制終了となりました。私は谷賢からその連絡を受けた直後、おもしろがって周辺の人たちにメールで知らせました。
すぐに大量の返信がきたのですが、残念がる人は皆無でした。むしろ、みんな大喜びしていたくらいです。
プロレスラーの鈴木みのるが「世界一、性格の悪い男」と呼ばれていますが、私は谷賢を「世界一、人望のない男」と呼びたい。
しかし、谷彼女によると、そんな谷賢も30歳を過ぎて自分に友達がいないという現実に不安を感じるようになってきたとか。それで私に電話してきたそうです。
谷賢、気にしなくていいよ。キミには友達はいないけど、そのぶん敵がいっぱいいるんだから。
この際、友達がいないというコンプレックスもパワーに変えて、小説でも書けばいいさ。今、巷で話題の作家のように芥川賞を受賞できるかもしれないよ。
時代は一匹狼に向いているんです、たぶん。
ということで、フェブラリーステークス。
◎3.シルクフォーチュン ○10.ワンダーアキュート ▲15.トランセンド △9.エスポワールシチー △13.グランプリボス
シルクフォーチュンを本命。理由は言うまでもありません。後方をポツンと走り、直線でスパートをかける一匹狼スタイルだからです。つまり、谷賢馬券です。
先行馬で強そうな馬をヒモに。トランセンドはケイアイテンジンがいるからハナを切れないと思うので単穴扱いまで。あとはダート初挑戦のグランプリボスもなんとなく入れてみました。
馬券は 3の単勝と複勝 3→10、15、9、13の馬連
ハズれたら谷賢のせいです。
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