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連休望郷

・梅雨の末期には時としてよく豪雨になるというが、どうやらホントのようだ。ボクは基本的に三連休は大嫌い…。

7月17日(月・祝)

三連休の最終日。

テレビはさかんに「日本列島に大雨が降る」と、警戒通報を出していた。

島根県の方は大変なようだ。そのせいか東京も1日中、雨だった。ボクの家の居間も気温は25度だった。

毛布をかぶらないと寒くて寝れない。2、3日前のあの猛暑は一体どこにいってしまったのだろうか?

梅雨の末期には時としてよく豪雨になるというが、どうやらホントのようだ。ボクは基本的に三連休は大嫌いなのだが、例外として一つだけ好きなところがある。

それは何かというと休日が3日も続くと必然的にボーッとする時間が多くなる。すべてが手持ちぶさたになるのだ。

するとなぜか妄想が広がってくるのだ。三連休にはボクとボクの友人、知人、親友たちの距離を遠ざけてしまう作用がある。

たとえばその感情は昔、戦争に行った若者が、故郷の家族や恋人のことを思う気持ちにどこか似ているのだ。

それはボクの勝手な思い込みである。しかし距離が遠くなると、その人たちへのボクの思い込みは当然、強くなっていく。こんな片想いの充実感は三連休が与えてくれる唯一の利点である。

ただ片想いと言ってもそんなに深刻なものではない。それを楽しんでいる自分がいるというわけである。

そうすると急にポストカードを書いてしまう。

そんな衝動にかられてしまうのだ。こういう時、越路吹雪のCDをBGMとしてかけていると、すごく気分が救われる。

部屋の中でボクは踊りだしたくなってくるのだ。

三連休。何もすることがない居間。片想いにふける世界。ポストカードを書く自分。BGMとしてかかっている越路吹雪のCD。突然、踊りだすボク。

まるで映画の幻想的なワンシーンではないか? つまりそれって孤独の裏返しでもある。

机の上にポストカードを並べてうれしくなったボクは、そのまま自転車を飛ばして本奥戸橋を渡りそれを郵便局の前にあるポストに投函する。

ああ、精神衛生にいいなあ。やっとボクは三連休の過ごし方を発見したのだった。



・デラシネ、ストレンジャー、エトランゼ。それはもう現代の都会では男の特権ではなくなった。むしろそれは…。

午後1時半、「実践文章講座」の夏季講座に参加するといってきた山手さんが立石商店街にやってきた。

個人面談だ。じゃあ、サンマルクカフェに行っていて、今からすぐそっちに行くから。ところでボクは君のことを何も知らないので、簡単に自己紹介してくれない。

あ、それとホットゆずティーを頼んできて。彼はこの4月、故郷、秋田から東京に出てきた28歳の青年だった。

新潟大学を4年で中退。そうか、ボクは立命館大学を5年で中退。いっしょだな。その後、契約社員として十和田湖のホテルなどで働いていた。

家は農家。妹がひとりいる。現在は上野のゲストハウスに住んでいる。運送会社でアルバイトをしながら生活をしている。

その前にも彼は別のゲストハウスにいた。田舎からあてもなく東京へ出てきたものにとって、敷金も礼金もいらないで、寝るだけのゲストハウスは好都合なのだ。

ゲストハウスの話を少し聞いていたら、ボクの中である予感が走った。ボクの都会論と恋愛論を証明するものがそこにあったからだ。

よし、ゲストハウスラブという小説を書いてみよう。やっとボクは小説を書く気になった。

だって、きのう彼は新しく入居された女性から「今日から、ここでお世話になるものです。よろしく!」とあいさつされたというのだ。

デラシネ、ストレンジャー、エトランゼ。それはもう現代の都会では男の特権ではなくなった。むしろそれは女性の方に真実がある。

山手君、君はボクにとんでもない刺激を与えてくれたよ。わかった。お礼に文章の書き方はボクがみっちり教えるよ。ありがとう。

彼と別れるとボクは再び部屋で越路吹雪のCDをかけた。「イカルスの星」。景気がいい曲だなあ。いいぞ、コーちゃん!

また踊り出そうか? 「バラ色の人生」。こんな曲をきくとボクは女のコになってしまうんだよなあ。セーヌ川のパリに行きたいなあ。

「枯葉」かあ。三連休の最後を飾るにはもっともふさわしい曲だ。梅雨に大雨も降るさ。さよならだけが人生だ。

6時、「実践文章講座」の2期生の卒業生、森川さんがサンマルクカフェにやって来た。再び雨の中、傘をさして自転車で立石駅に向かう。

森川さんはおもちゃ会社につとめている。中学1年生の一人息子さんがいる。ボクたちはサラリーマン論、マーケティング論、ビジネス論について1時間、話をした。

結論は一つしかない。現代はアイデアの時代であることだ。だから「アイデアとは何か?」を理解することである。

アイデアとは論理ではない。思い付きなのだ。しかし企業や組織はすべて論理とルール、そこでは縦社会のルールが横行している。

そこで重要なことは仕事ができる≠アとと、アイデアを思い付く≠アとはまったく別のことなのだ。もっというなら若者の中にしか時代のヒントはない。

アイデアの源泉は若者の中にある。それに関しては仕事ができる大人も彼らの前では完全に無力なのだ。ボクはそう考えている。

無条件降伏してもいい。それゆえにボクらは若者を見てそこから何かをパクらせてもらうしかないのだ。マーケティングとはそういうことである。

森川さんとはこういう話があう。彼は学習能力の高い人。だからボクもしゃべりがいがある。すると言葉にも過剰性が出てくる。

のみこみの速さは重要な能力の一つでもある。のみこみの悪い人は困るんだよなあ。



・ウワー、すごい。80円人生にはでっかいお布施だ。良寛和尚の世界だ。こんな雨の中、しかも3連休の最後の夜…。

7時過ぎ、歌枕が到着。立石駅から四ツ木の方に歩いて3分。ちゃんこ屋「七ツ海」に行く。元幕内の人がやっているちゃんこ屋さん、立浪部屋出身。

そこに遅れて競馬仲間の小森君が乱入。彼はこの会の予定にはいっていなかったのだ。4人で飲み会となった。

もっぱら話題は7月8日から3日間、函館から札幌旅行に行った時のこと。そこでボクが80円しか持っていなくて、同行した歌枕と内田さんがいかにひどいめにあったか。

このネタは受ける。歌枕がその話をすると、森川さんも小森君もそのたびに大笑いしていた。80円で北海道旅行はないだろう。奇跡を通り越している。

それ以来、80円人生なのだ。このちゃんこ屋は3人前注文したが2人前でよかった。なぜなら肉とか野菜とかがどれでも自由にトッピングできるからだ。

トッピングちゃんこと呼ぼう。一人前が1400円。高くない。大根とホタテのサラダがおいしい。ボクはどうせおごってもらうのでこの日は注文は遠慮した。

ちゃんこのあとは中華のそばと雑炊をいただく。小森君には驚いたなあ。彼は今日、ボクの家でやっているマンデーシネマに参加するつもりで、DVDを3本持ってきていた。

見せろ! なんだ、それは? 何、これはみんなスタンリー・キューブリックの作品ではないか? 

「博士の異常な愛情」。古いやつだなあ。白黒映画じゃないの?

「バリー・リンドン」。ああ、それってボクが大阪の映画館につとめていた頃に公開されたんだよ。ライアン・オニール主演。ラストシーンが大好きだった。30年前の作品だよ。

「アイズ・ワイド・シャット」。これボク、DVD持ってるよ。

面白いなあ、小森君は。急にどうしちゃったの? キューブリックはたしかにいいよ。

「バリー・リンドン」はまた見たくなったよ。でも上映時間が長いんだよ。

彼は伊藤若沖の展覧会を見に行ってボクに動植綵絵「三十幅」のポストカードをプレゼントしてくれたのだ。

ええ? 小森君はついにこの間、ボクにレイザーラモンHGのフィギュアをくれた人なんだよ。伊藤若沖は江戸時代の人なのだ。

えらい変わりようだ。それにしてもこのポストカードのセットは価値あるなあ。しかも高価なものだよ。何よりも高いよお。

ありがとう。秋になったらいっしょに中山競馬場に行こう。ウン、それがいい。夏はパスだ。森川さんはスイカとメロンをくれた。

ウワー、すごい。80円人生にはでっかいお布施だ。良寛和尚の世界だ。こんな雨の中、しかも3連休の最後の夜、こうしてちゃんこ会をしてくれて、これは幸せだよ。

日本全国を探してもこんな素敵な三連休のラストデーナイトは、ほかには絶対にないよ。

森川さん、小森君、歌枕には感謝だ。もう少しボクも貧乏から脱出しないとね。あしたも雨なのかなあ。

9時40分、帰宅。NHKでやっていた「世界遺産 フランス縦断の旅」のセーヌの河岸特集を見る。

ボクはパリを知るのが遅過ぎた。それだけは失敗だった。

今日の四字熟語≠ヘ連休望郷にする。

ターザンカフェより)

※次回、ビジュツイッキ塾は8月12日(土)に開催いたします。

※7月20日(木)19時半より、「実践文章講座〜夏季講習〜」を開催いたします(全8回。3万8千円。体験入門可<初回3500円。2回目から5千円>。http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/sch/2006/20060720193031.htm">コチラから)。

※7月28日(金)19時半より、第4回「昭和プロレス学・藤波辰爾論〜がんばれ、ドラゴン!〜」を開催いたします(詳細はhttp://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/sch/2006/20060728193002.htm">コチラから)

※7月29日(土)18時半より、第46回「シネマイッキ塾」を開催いたします(鑑賞映画は『カーズ』。詳細はhttp://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/sch/2006/20060729183010.htm">コチラから)。



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