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逆転馬券

・あ〜あ、歌枕を中心にした「競馬イッキ塾」のメンバーを裏切ったことになる。そうしたら不思議なもので…。

2月5日(日)

まさしく危機一髪の日曜日だった。

この日、ボクは午前中、きのうの日記を書いたがいつもの4分の一、いや5分の一の分量しか書かなかった。

これって一種の手抜きなのか? 違う。1年中、毎日、あんな形でこんをつめて日記を書いていたら、かえって体に悪いのだ。

どこかで1回ぐらい息を抜く必要がある。目がさめたら、人はリラックスする時間を持つべきだ。ボクなんか連日のように朝は原稿書きでデスマッチしているのだから…。

ストレス発散。それには競馬が一番だ。そういえば今日は競馬イッキ塾≠東京競馬場でやる予定がはいっていた。

3歳の好メンバーがそろった重賞レース「共同通信杯」がある。フサイチリシャール、アドマイヤムーン、ショウナンタキオンの三強≠ェ激突するのだ。

これは現場で見ない手はない。そういって家を出たのだが、東京競馬場に行くには京成立石から押上を経て都営浅草線の東日本橋で降り、そこから今度は都営浅草線に乗り換える。

この路線は京王線につながっていて、明大前で急行に乗って東府中で降りる。そうすれば府中競馬場はもう次の駅だ。

ところがボクはまたしても電車の中でうとうとと寝てしまったのだ。気がついたら東銀座の駅。しまったと思ったがもう遅い。

この時点で東京競馬場行きはやめた。新橋の駅に降りると足は自然とWINS汐留の方に向かっていた。

あ〜あ、歌枕を中心にした「競馬イッキ塾」のメンバーを裏切ったことになる。そうしたら不思議なもので1時半の時点で競馬資金がパンク。ボクはすごすごと家に帰るはめになってしまったのだ。

こういうケースは本当にめずらしい。どんなことがあっても必ず最終レースの12レースまでは資金は持つのだ。あ〜あ、最悪の1日になった。

どうしよう。そこでふと思ったのは「あれ、そうだ。歌枕にあずけていたお金がたしか1万7千円あった。それで馬券を買ってもらおう。ウン、それしかない」と決心。

でもボクは東京競馬場に行かなかったわけだから、約束を破っている。格好悪いなあ。しかしそんなことを言っている場合ではない。

家に帰るとさっそく歌枕に電話した。留守電になっている。やばい。「競馬イッキ塾」に行くといっていた谷ケンに電話する。

つながった。すぐに用件を彼に伝える。歌枕に会ったらボクの家に電話してと。5分すると歌枕から電話があった。

「悪いけど、シルクロードS≠フ馬券を買ってくれない。タマモホットプレイの単勝とタマモホットプレイの馬単、あとアイルラヴァゲインとの2頭軸による3連複と3連単。ちょっとマークシートで書くには面倒臭いけどお願いできない…」

彼はこころよく了承してくれた。

「ところで、競馬が終わったあとみんなで渋谷に映画を見に行くことになっていますけど、山本さんはどうするんですか?」

「ウン、それはその馬券が当たったら行くよ」

「そんな〜。当たっても当たらなくても来て下さいよ」

その映画とはライズXでやっているボーイ・ジョージを主人公にしたミュージカル『TABOO』である。

というわけで、午後3時になるとフジテレビの競馬中継を見ることに…。「シルクロードS」の発走は3時45分である。

ボクはお腹が減っていたので簡単なラーメンを作って食べた。そういえば昼食をとっていなかった。むなしいなあ。日曜日の昼下がり、ひとり家にいてテレビを見ているなんて…。

スタートした。タマモホットプレイは6枠11番、6枠は緑の帽子だ。道中、中段を選んでいた。それがいつもの彼の定位置である。

タマモホットプレイに乗っていたのは騎手会では独身会長≠ンたいな存在になっている渡辺ジョッキーだ。

直線に向くと例によって外をまわる。さあ、追い込み態勢にはいった。どこだ。突き抜けられるのか? それとも届かないか?

追い込み馬の馬券を買うと、そういう不安がいつもある。そしてたいがいその追い込みは不発に終わることが多い。

確率的に10分の一ぐらいか。ところがこの日のタマモホットプレイはぐんぐん伸びてくる。勢いが違った。ゴール番でもう一頭の緑の帽子の馬と激しくせり合いながらアタマぐらい出た。

勝ったあ! タマモホットプレイは1着になったのだ。大本命のアイルラヴァゲインは3着。え、それなら2頭軸の3連複と3連単もいただきではないか?

単勝900円。3連複3760円。3連単は万馬券2万5270円。ボクはすぐに歌枕のケイタイに電話した。

歌枕も興奮していた。あとでみんなに聞くと、ゴール前は大声をあげてタマモホットプレイの11番を応援したそうである。

ボクの方が一番びっくりした。やっぱりなあ。レースを狙い撃ちしてやれば競馬は勝てる。

ただ現場に行くとあれもこれもと、目の前にあるレースにすべて馬券を賭けてしまう。これではさすがのボクも負けて当然である。

レースを一つに絞ったら賭けるお金のリスクも最小限になると一石二鳥なのだ。6万7千円の払い戻しである。

ボクは歌枕に6千円。他の参加メンバーにはそれぞれ3千円の祝儀を渡すようにと歌枕にそう伝えた。

ボクの取りぶんは5万2千円である。上出来だ。単勝を当てたのは気持ちがいい。これでボクは映画『TABOO』を見に行く気になった。



・間一髪である。ラッキーだ。ホントにラッキーというしかない。ボクはまた歩いて立石駅に向かった。馬込駅は…。

4時10分、家を出た。地下鉄銀座線の浅草駅から終点の渋谷に行く。浅草まで来て改札口を出ようとしたらケイタイがないことに気が付いた。

あれ、家に忘れてきたのか? それとも電車の中で置き忘れたのか? 一体、どっちなのだ。家を出る時のことを思い出す。

それよりも電車に乗っている時、ケイタイを手に持っているはずがない。絶対にポケットの中だ。あ、家に忘れてきたか? 競馬が当たったので自分の中の磁場が狂ったのだ。

立石駅に引き返す。自転車置き場に自転車を取りに行こうとしたら、たしかさっきおじさんはボクに今日は2回目だから100円の料金はいらないよと言ってくれた。

普通はもう1回、別に100円払わなければいけないのだ。

ボクは歩いて家に帰った。本奥戸橋を渡る。中川が流れていた。土手を歩く。もう少しで太陽が西に沈みかけていた。

家に着いてケイタイを探すがない。こうなったら自分のケイタイに電話するしかない。呼び出し音が鳴っているが出ない。

だめか? もしかして電波が届かない所にあるのかもしれない。10分たってもう一度かけなおすと「もし、もし…」。女の人が出た。

「スミマセン。こちらヤマモトと申します。それ、ボクのケイタイなんですが…」

「あの、わたしこれから馬込の駅で降りますので、このケイタイは駅員の人に渡しておきます。それでいいですか?」

「助かりました。どうもありがとうございます」

ああ、よかった。都営浅草線の馬込駅にボクのケイタイはある。もしあの時、ボクが京急電車の三崎口行きの電車に乗っていたら、はるか遠くの神奈川のはて三崎口まで取りに行くことになっていた。

間一髪である。ラッキーだ。ホントにラッキーというしかない。ボクはまた歩いて立石駅に向かった。馬込駅は終点の西馬込駅の一つ前の駅である。立石からは数えて21個目の駅だ。

あった。たしかにケイタイはあった。うれしかったなあ。なんだか自分でミスしておきながら、非常に得した気分になった。馬込から五反田に出て山手線から渋谷へ。

あれ、すごい移動距離だ。新橋を往復。浅草を往復。そして馬込から渋谷か。「競馬イッキ塾」には歌枕、谷ケン、坂井さん、小森君の4人のメンバーがいた。

パルコの横にあるおいしいオムライスを食べさせる店、「卵と私」で食事をする。歌枕はちゃんと当たり馬券のコピーをとっていて、それをボクに渡してくれた。

こういうところが彼の素晴らしいところでもある。そういうことにいかに気が付くかどうか、つまり感性があるかないかの別れ道になるのだ。

オムライスを食べながら勝利の乾杯だ。歌枕と坂井さんと小森君はグラスワインを注文していた。気分がいいよなあ。ボクは地獄から天国へカムバックした感じがしてもう最高だ。

喜びというのは、それを共有しあえる友人や仲間がいた時、そのハッピー感は何倍にもふくれあがるのだ。

人間は大人になって社会人になって家庭などを持つと、親しい仲間がいなくなる。それがすなわち青春と遠ざかってしまうことなのだ。

逆にいうと、そういう仕事や家庭を別にした知人、友人がいることが青春をいつまでも生きていくことになるのだ。そういう意味では谷ケンは偉いよなあ。

競馬にはまったく興味ないのに「競馬イッキ塾」に参加してきた。ボクは東京競馬場には行かなかったが、歌枕に頼んだ馬券が的中してそれが一つの意外なドラマを生んだ。

それを含めてすべてをボクたちはネタ≠ノすればいいのだ。まじな人からするとボクが東京競馬場に行かなかったことは、完全な裏切り行為である。

主役がそこにいないのだから、こんなにひどいことはない。それはボクもわかっている。

でもいいじゃないか、むずかしく考えなくても…。だって馬券は的中してドラマティックな展開になったんだからさあ。

しかしこういうボクのアバウトでいい加減な生き方は、決して世の中では認められないのだ。それはあくまで世の中であって、個人の集まりではあり≠ネのだ。

青春とは自分たちで私的な共和国を作り、何かをいっしょになって遊ぶことなのだ。それをいい大人になってもやっていく。

「実践文章講座」のメーリングリストで谷ケンがこの夜、映画『TABOO』をみんなで見に行こうと呼びかけたら、参加者は誰もいなかった。競馬終わりで行ったボクたち5人だけ。

あと歌枕が吉永君を誘ったので合計6人。だめだなあ。みんな生きるということに関してまったく才能がないなあ。どうせ日曜日の夜はヒマなんだろう。家にいて何をやっているんだよ。



・『TABOO』がまたいい映画なんだよなあ。これぞまさしくボクが考える都会≠100パーセント表現していた。

野郎たち6人が総座席数わずか37席しかない屋根裏みたいな、天井裏みたいに日本一小さな映画館、ライズXでボーイ・ジョージの映画『TABOO』を見ているんだよ。

これってすごく素敵な時間をすごしていることと同じなのだ。「実践文章講座」の生徒の人たちには、こういうチャンスを生かして欲しいよなあ。

街に出る。人と会う。そしておしゃべりしろ。日常的時間を保守的に生きるな。それを超えるには人と会うしかないのだ。

はっきり言って、ボクは大嫌いな日曜日に対して勝利宣言をさせてもらう。

ライズXに行く途中、ビルの壁に性格診断を占うものがある。一つの質問に対してイエスかノーを答えると、矢印の方に進んでいくのだ。その先に結論が待っている。

ためしにボクがそれをやってみたら次のようなことが書かれていた。

「人を動かすのに天才的な才能を持っている。そして面倒なことはみんな人に押しつけ、それでいて人をよいしょすることがとてもうまい。限りなく隠れB型タイプの人間」。

そうだよ。ボクの血液型は列記としたA型なのに現実生活ではB型なのだ。内面的にはA型と外交的なB型というダブルスタンダードがターザン山本!なのだ。

ボクは才能があったら何をしても自由だという考え方をしているのだ。才能は必ず人をハッピーにさすものだと信じているからだ。

『TABOO』がまたいい映画なんだよなあ。これぞまさしくボクが考える都会≠100パーセント表現していた。

都会には自由と孤独の二つがある。それ以外のものは何もないのだ。

ああ、欲望と挫折もあるが、とにかく格好いい孤独、リッチな孤独がボクたち都会に生きる人間のテーマなのだ。

自由はいつだって幻想でしかない。ボクたちにはひとり握りのかすかな自由しかないのだ。実体のない自由と実体がありすぎる孤独。それが都会人の宿命なのだ。

性というのは男の性も女の性も所詮、面倒臭いものなのだ。だったら倒錯と両性具有の世界の方がパラドックス的には絶対に自由なのだ。

ボーイ・ジョージよ、君はわかっているよね。最後の逃げ道はメイクやファッションではなくて、やっぱり言葉の宇宙だってことを。それにメロディをつけて歌を作っていった。

館内は暑かったなあ。暖房がききすぎていた。ボクは一番うしろの席で見ていたので、熱がみんな上にあがってきて特に熱いと感じた。

映画が終わると、近くのカフェでお茶をした。もう時計は10時半になっていた。ボクたちは今日、筋書きがないような、あるような日曜日をすごした。

これが青春する≠ニいうことなのだ。6人にプラスここにひとりでも女性がいたらベストなんだけどなあ。

吉永君の車で家まで送ってもらったら、ちょうど午前0時だった。

ゴールインのテープを切った気分である。2月5日、これにて終了。

今日の四字熟語≠ヘ逆転馬券にする。

でもボク的にはボーイ・ジョージの方が100倍好きだ!

ターザンカフェより)

※2月7日(日)19時半より、東京・新宿歌舞伎町にある「新宿ロフトプラスワン」で吉田豪さんと「格闘2人祭」を開催いたします。(前売料金は2500円<当日券の料金は未定>。ゲスト…GK°珥V克彦氏。吉江豊選手。詳細はhttp://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/">コチラから)。

※2月19日(日)新日本プロレス両国大会終了後(21時15分頃)、東京・水道橋にある格闘技&プロレス図書館「闘道館」で「オレに新日本を語らせろ! 其の二」を開催いたします。(料金は2000円。詳細はhttp://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/sch/2006/20060219211547.htm">コチラから)。

※2月20日(月)19時半より、東京・水道橋にある貸教室・貸会議室「内海」で「A・猪木の誕生日を勝手に祝う会」を開催します(ゲスト…新間寿氏。詳細はhttp://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/sch/2006/20060220193041.htm">コチラから)。



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