 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
QRコードをご利用頂くか、以下のフォームにケータイのアドレスを入力して送信すると、モバイル版イビジェカフェのURLが届きます。 |
|
|
|
 |
 |
|
 |
人見書留 |
ピンポーン。なんだ? 嫌な予感がした。請求書か? 差し押さえか? ちらっとそんなことが頭の中をよぎる。ハーイと言って玄関へ。
恐る恐るドアを開けた。郵便局の配達人。あれ、手に持っているのは現金書留の封筒ではないか? 何? それ? サインをしてそれを受け取る。
すぐ差出人をチェックしたら人見君ではないか。ええええええ、どうしたの? ハサミで封を切る。おおおおお、1万円が出て来た。
メモに目を通す。馬券が当たった? マジか? 人見君は今年、ずっと全敗なのだ。そのため馬券を買うことに情熱を失っていた。
先週の月曜日、祭日。阪神競馬のメイン「仲秋S」を勝ったのはツーエムマイスター。スタートして先頭に立ちそのまま逃げ切った。
人見君は逃げ馬の単勝馬券しか買わない主義。え? ツーエムマイスターの単勝をまとめ買いしていた? 9番人気だぜ。配当は3920円。
すぐ人見君にお礼の電話をした。何? 収支決算がプラスになった? 負けていたぶんをみんな取り返しただと。大逆転劇かあ。
こっちとしてもこの時期、1万円を手にしたのはデカイ。ありがたい。救いの神だぜ。気分がいい。まさか人見君にそんな奇跡が起きていたとは。
いくら勝ったのか? それはあえて聞かない。聞いてはいけない。人の懐は詮索するななのだ。とにかく人見君も俺もハッピーな気持ちになれた。
それで万々歳なのだああああ。夕方、出掛ける。雨だ。傘。16時00分、地下鉄、白金高輪のカフェ。雑誌『競馬の天才』の編集者と打ち合わせだ。
18時00分、ある人をインタビュー取材する。誰をしたかはここでは書けない。ライバル誌に手の内を見せられないからだ。
90分、一気に質問。ハイスパート。これは成功だな。確信した。そしてそのまま帰宅したのだった。今日は9月20日かあ。
なるほどね。時が経つのは早いよな。ついこの間まで夏だったんだぜ。“四字熟語”は人見書留だよ。もう最高。素晴らしい。
ターザンカフェより)
※ターザン山本!のツイッターアカウントはこちら! https://twitter.com/tarzany
|
|