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大阪の夜

 1月6日「T-1」チケットの二見さんとやったトークショーに大阪から来ていた彼と大阪で再会した。

「ねえ、せっかくだからお好み焼きを食べたい。どこか紹介してくれない?」

 私が泊まったホテルは心斎橋だったので、その近くにあった「風月」へ行く。

 風月スペシャルにあとで焼きそばを注文しようとしたが、そのお好み焼きでもうお腹はいっぱいになった。

 もちろん彼は10代の頃からのプロレスファン。というよりも「週刊プロレス」のファンと言った方が正しい。

 面白いことを言った。「いわゆる名勝負といわれているものは意外におぼえていないんです。それよりも試合にならなかった変な試合の方が妙に記憶に残っていて……」

 なるほどそれはいえるかも。そして彼があげたのはSWSの神戸大会だ。

 あの日、鈴木みのるは先輩レスラーのアポロ菅原と対決した。しかしまったく始めから試合にならなかった。

 結果、アポロは「こんなヤツと試合なんかできないよ!」とさっさとリングを降りて控室に帰ってしまう。

 その一部始終を彼は見ていた。いっしょに試合を見に行った彼の友人はアタマに来て前の席を足で蹴飛ばしたそうだ。

 だが、彼の方は逆でめったに見ることができないものを見たと思い変に満足していた。

 この日はもう一つ北尾がテンタと試合をしそこでも北尾はテンタに「八百長野郎!」という言葉を浴びせその試合も試合にならなかった。

 彼はこのことを実に楽しそうに私に向かって話すのだ。「あの日は藤原さんが新倉選手と試合をしたんですよね……」

 へえ〜、そんな試合もあったんだ。「みのるの試合の時は何があったんだと藤原さんと船木選手が気になったのかそっと陰から見ていましたよ……」

 たしかに考えてみたらあの日の興行は最悪だったかもしれないが、彼にとっては伝説の興行になったともいえる。

 お好み焼きを焼いている時、彼はバッグの中から何冊か昔の「週刊プロレス」を取り出した。

 その中には私が馬場さんや長州をインタビューしたものがあった。例の「山本、Uはお前が作ったんだ」というヤツもそうだ。

 馬場さんには「青春とは何ですか?」をテーマとしてインタビューしたもの。なつかしい。でも、私自身はすっかり忘れていた。

 長州もまだ若いよな。平成元年の11月29日、第二次UWFは東京ドームで試合をした。

「U-COSMOS」だ。その号で一番、興味深かったのは旗揚げしたばかりのFMWを見に大阪府臨海スポーツセンターに彼は足を運んでいた。

 その試合リポートの中でリングサイドの最前列にすわっていた彼が入場してきたディック・マードックと握手している写真が小さく週プロに載っているのだ。

 え? これ、君なの。まだ18、19じゃないの? 週プロに写真が載るって凄いことだよ。やったね。

 この号をなくしたので水道橋にある「闘道館」に行きそのバックナンバーを300円で買ったそうだ。

 1995年4月2日、私が東京ドームでやった「夢の懸け橋」という興行も大阪から見に来ていた。

 さらに馬場さんが亡くなる2ヶ月前、大阪の試合を見に行った時、彼は馬場さんとツーショットの写真を撮っていて、それも私に見せてくれた。

 あと週プロで気に入ったページはカラーコピーしてファイルを作っていた。もう、ムチャクチャ、プロレスファン。

 大阪で関係者やレスラーのトークショーがあると喜んで見に行く。渕さんが来た時ももちろん行った。

 その時のとっておきの話はあのアンドレ・ザ・ジャイアントが渕さんに対してシャンソンの名曲「バラ色の人生」をフランス語で歌ってみせたというのだ。

 ええ〜、凄いエピソードだね。まいったなあ。お好み焼きを食べたあとボクらは心斎橋をぶらぶら散歩した。3連休の前の金曜日。

 もう、人でいっぱい。グリコが走るポーズをしている前で写真をパチリ。それから食いだおれ人形のお土産屋にも行った。

 実に楽しい夜だった。ありがとう。別れる時、彼は私にしょうが湯とウクレレによるハワイアンのCDをプレゼントしてくれた。

 彼はウクレレが趣味なのだ。今日の“四字熟語”は大阪の夜にする。プロレスファンとプロレスの話をするのはまことにぜい沢な時間だ。

ターザンカフェより)

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窓口:「Tー1」チケット、03-5275-2778まで。

※本日、“競馬西遊記”、“覆面Xの人間万事塞翁が馬予想”、“シルポート人見君の炎上馬券”の3本を更新いたしました。

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