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カワラボ

2月3日(木)

   午後2時過ぎ家を出る。上野へ。友人が東京芸大の大学院を卒業。その卒業作品の展示会があるというので芸大へ行ったのだ。

   上野の公園を歩くのは気持ちがいい。ここの桜は3月の終わり頃になると咲き乱れるんだよなあ。

   ただしもうかなり老木である。作品展は人でいっぱいだった。今日が最終日のせいかもしれない。

   最近、私は現代アートの作品を見るのが苦痛ではなくなった。それには理由がある。「理解しよう!」という考えをいっさい捨てたのだ。

   理解しようという発想がそもそもおかしいことにやっと気が付いた。う〜ん、時間がかかったよなあ(笑い)。

   でも、そうなっちゃうよ。仕方がない。アートとは理解するのではなく「触れる」ことが重要。

   結局、私はその時、その場で何に触れたのか?   何と出会ったのか?   それでいいじゃないかと割り切れるようになった。

   そうするとすごく気分が楽になる。ああ、私は今、目の前でこういうモノと触れているんだ。

   問題はそこで何を感じるのかである。何も感じなかったらそれはそれでいい。あっさりと通り過ぎよう。

   バイ、バイである。別にそこに立ち止まって「う〜ん、これってなんなんだろう?」と頭をひねる必要はない。


「カワイイラボ」というテーマで作品を出していたある女性に私は一番興味を持った

   いやあ、それにしても卒業生の作品はどれもこれも気負っているよなあ。やっぱり彼らの頭の中に“芸術”とか“作品”という言葉に対して、強い思い入れと幻想があるようだ。

   自分は「芸術している」という特別な意識である。しかしそれがないと作品なんて作れないこともたしか。

   そうなるとどうしても奇抜なものを創り出そうとする。人とは違うもの。変わったものをやるという一種の強迫観念のことだ。

   こうして彼らの作品は彼ら自身の自意識がアングル化して結晶化していく。だから作品はすべて「これが私の今の自意識である」というメッセージであり、また答えでもあるというわけだ。

   自意識の突起物が表面に出てきてしまった。私にはそんな感じがした。逆にいうとその自意識の限界が作品に露呈しているともいえるのだ。

   そうしてみると面白い。楽しめる。大変だなあと思ってしまう。そんな中で「カワイイラボ」というテーマで作品を出していたある女性に私は一番興味を持った。

   丸いテーブルの上にたくさんの彼女の本が並べられている。みな同じ本。中を開けてみたくなった。

   手に取ってみる。なんと彼女自信がモデルになっていた。自分を素材にしてデザインした本である。

   自分を主人公にしてファッション雑誌を作った。卒業制作ではなくて自分流卒業アルバム。そのことによって彼女は自分という存在をメイクした。マイ・メイクだ。

   彼女は芸術という概念からは自由である。私はそこが気に入った。親近感を持った。案の定、ショートカットの女の子である。

   作品はその人のナルシズムに比例している。自己愛でしかない。しかしそれが多くの場合、アート作品においては重量挙げで重たいバーベルを必死に持ち上げているシーンを思い出してしまうのだ。

   そういうナルシズムは面倒臭いだけだ。カワイイというコンセプトにそのまま自己を同化しようとした彼女は愉快だ。

   この本(作品)は女の子ならみんな買いたくなるんじゃないの?   売ることは禁止だけど。欲しくなるよなあ。

   それこそがまさに勝利だ。アートも生活の一部だから。生活をアート化する。それを彼女はわかっている。

   作品をアート化するのではなく。その考えはもう古い。と私はそう思う。アートに意味はないのだ。

   なぜなら私という自意識はある部分、完全なる奇形だから。長くなった。夜、行った「二見記念日」の興行については明日書く。

   悪しからず。今日の“四字熟語”はカワラボにする。カワイイラボの略である。カワイイ研究、カワイイ実験ということなのか。

ターザンカフェより)

※本日、“今日のコラム”、“競馬西遊記”、“アジ語”の3本を更新いたしました。

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