スポーツの掲示板ならイビジェカフェ

サッカー、プロレス、格闘技のスポーツ総合掲示板。

サッカー選手のことなら【イビジェカフェ】 プロレス選手のことなら【イビジェカフェ】 格闘技選手のことなら【イビジェカフェ】 ターザンカフェ
今日のコラム
煩悩菩薩日記
プロ格コラム
ターザン山本の裏目読み馬券作戦
競馬西遊記
覆面Xの人間万事塞翁が馬予想
平馬の千円馬券遊戯
映画コラム
元気が出るアジ語!
ゴールドラッシュ
ターザン情報
ターザンストック
イビジェカフェモバイル
イビジェカフェQRコード QRコードをご利用頂くか、以下のフォームにケータイのアドレスを入力して送信すると、モバイル版イビジェカフェのURLが届きます。

昼夜祝祭

 しまった。インシュリンを打つノボラピッドを家に置いてたまま忘れてしまう。自転車で立石駅に向かっている途中で思い出したが、引き返すわけにいかない。

 11時半、JR水道橋西口で人と待ち合わせをしているのだ。約束の時間に遅れてしまう。それはまずい。

 あきらめた。日曜日に予定している「誕生日会」にその人はこれないと言った。だからそのかわりとして東京ドームホテルのレストラン“シズラー”で昼食をいっしょにしないと誘ってくれたのだ。

 ここはバイキング方式。ランチはサラダと飲みものがセットで2200円。私はハンバーグ定食にした。

 窓際の明るい席に行く。インシュリンを忘れたので本来なら食事は抑える必要がある。

 しかしせっかく私を食事に招待してくれたのだ。しかもこれは2日早い2人だけの誕生日会である。そうなると自然とテンションがあがってしまう。

 ポタージュスープにサラダ全般、それに果物だろう。しかもパンとライスの両方を食べる。

 バイキングだから食べ放題。もはや私にとって完全にカロリーオーバーだ。普段の昼食としては3倍から4倍も多く食べた。

 糖尿病持ちとしての自制心はどこかに吹っ飛んでいた。それでいいのだ。ここでいつものように食事をガマンしたらそれこそバカだ。私のことを祝ってくれる人に対して失礼だ。

 ガンガン食べた。関係ない。カロリーのことを気にしている場合ではない。その人とこうして共にいる時間の方に私はすべてを賭けたい。

 なぜなら私は彼のことが好きだからだ。「山本さんにいいマネジャーがいたらね・・・」「ボクもそう思う」「それが一番、山本さんには必要なことなんだよね・・・」

 私は自分の才能の使い道がわからない。私自身がその才能をお金に変えようと思っていないからなおのことやっかいだ。

 別れる時、彼は私にパノラマサイズのデラックスポケットアルバムと、トリアノン洋菓子店のクッキーを渡してくれた。

 家に帰ってすぐに血糖値を測る。160かあ。110を超えることはほとんどないのに・・・。やっぱり食べ過ぎた。

 ガ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ。夕方の6時になると今度は夜の部の誕生日会。前夜祭パートU。そのダブルヘッダーだ。

 居酒屋「秀」に行く。私がレバーなど豚の刺し身の三点セットをニンニクで注文するとその人は「うまいねえ・・・」と言った。

 彼は日曜日、本番の「誕生日会」に出れないことを、逆によしとしていた。なぜならこうしてターザン山本!を自分だけひとりで独占できたからだ。

 これは始めから計画的な前夜祭である。私は遠慮するタイプの人よりも、こうして強引に私をゲットしようとする人のことを愛す。

 そういう人の方が言葉に活力があるからだ。感性のやりとりにも瞬発力がある。それはすごく魅力的なことだ。

 私たちが店にはいった時、客はカウンターに2人しかいなかった。それがものの30分であっという間に満席状態になった。

 ウン、ボクたちには人を呼び込む目に見えない力がある。そういってお互いに自慢しあった。だってそうなんだもん。

 勘定になった時、「今日は千円だけボクも出すよ」と彼に千円札一枚を渡すと「いいよ、誕生日なんだから・・・」。

 ところでいくらだった? 「3千5百円。ほかの店なら6千円だよ。いつも思うけど安いなあ・・・」。

 ありがとう。立石、この街は私にとってある部分、桃源郷である。下町という名の桃源郷か。

 「秀」を出た時、彼が「トキワ行こう。トキワに!」と言った。え? トキワ?

 先週の日曜日の夜、私が茶ぶ台を引っくり返した居酒屋。通称“トキワ事件”。なんだ、それが彼にとっての本命だったのか(笑い)。

 63歳になる男が自分よりふたまわり若い男に茶ぶ台を引っくり返す。それが面白いんですよと彼は興奮していた。

 店にはいるなりカウンターの中にいた名物おばあちゃんに「この人、今日は大丈夫ですから・・・」とあいさつした。

 するとおばあちゃんはカウンターから出てきて「ピンクのこれ忘れていったでしょ」とレジ袋にはいったマフラーを私に渡した。

 あれ、気が付かなかったなあ。これ、トキワに忘れたままだったのか。おばあちゃんはちゃんとおぼえてくれていたんだ。

 奥に狭くて小さな座敷がある。それをちらっと見た彼は「あの座敷を見たら茶ぶ台事件がアングルではなく、ガチンコだということがわかるんだよなあ・・・」。

 彼が一つだけ面白い話をした。今日、アップした日記の中で私は「誕生日会」の前夜祭をしようといった彼のことをMVPと書いたら、彼の中学時代の同級生の女のコ(二児の母。絶世の美女?)から「このある人ってあなたのことでしょ?」とメールしてきたというのだ。

 なぜ、わかるんだよ。彼女はプロレスと格闘技にはまったく興味がない。それなのになぜかターザンカフェは見ている。

 「女って怖いよね?」「なんなんだろうねえ・・・」「結局、男は女の前ではごまかしがいっさいきかないということかも・・・」

 でも、それを言われた彼は悪い気はしない。むしろ喜んだはず。“よし”といって内心、ガッツポーズの世界だ。

 「いつか山本さんにその彼女を会わせますよ!」。ホント? そして最後に、彼はバッグの中から誕生日プレゼントを出した。

 なんとそれは一枚の映画のチケットだった。今年のアカデミー賞に輝いた話題作「スラムドッグ$ミリオネア」。

 「正直いってこの10年間、私が見た映画の中ではベスト1です・・・」。何? ベスト1?

 そういえば白沢さんも博多の山崎さんも絶賛していた。

 3人が3人ともそういうのなら間違いない。「これは山本さんのためにある映画です」「じゃあ、あした見に行くよ」「午前中、それとも午後? それにあわせてもう1回、私も見に行こうかな」

 私の感想をすぐにでも聞きたいというのだ。そこまでいうとは相当なことだ。彼はその映画のトップシーンについて持論を展開した。

 それはユニークな持論だった。一体、どんな映画なのだ。こういう謎かけは大歓迎だ。

 もう一軒、行かない? ちょっとだけ「二毛作」に寄って行きたいと言い出した。ウン、じゃあ、ラストはジントニックでね・・・。

 幸い通りにあったテーブル席が一つだけあいていた。マスターがとなりのテーブルにいた客に「この人はターザン山本!です」と紹介。

 するとすわっていたひとりの女性客が長野の「バックドロップ」という店、知っています? あの店で働いている女のコは、専門学校で私の後輩だったんです」と言ったのだ。

 ええ〜、ここで長野の「バックドロップ」の名前が出るの? 私は長野の藤沢さんと「バックドロップ」のマスターに「誕生日会」の案内状を出そうか、どうしようかきのうもそれで迷っていた。悩んだ。

 やっぱりなあ。そういうことか。そういうことなんだよ。前夜祭は完全にハネた。競馬でいうと万馬券の世界だ。

 ウーン、まいった。今日の“四字熟語”は昼夜祝祭にする。バ、バンザーイだ。

<< 戻る  進む >>
利用規約 ご利用ガイド
Copyright © 1996-2011 INTERNET BUSINESS JAPAN Co., Ltd. All rights reserved.