スポーツの掲示板ならイビジェカフェ

サッカー、プロレス、格闘技のスポーツ総合掲示板。

サッカー選手のことなら【イビジェカフェ】 プロレス選手のことなら【イビジェカフェ】 格闘技選手のことなら【イビジェカフェ】 ターザンカフェ
今日のコラム
煩悩菩薩日記
プロ格コラム
ターザン山本の裏目読み馬券作戦
競馬西遊記
覆面Xの人間万事塞翁が馬予想
平馬の千円馬券遊戯
映画コラム
元気が出るアジ語!
ゴールドラッシュ
ターザン情報
ターザンストック
イビジェカフェモバイル
イビジェカフェQRコード QRコードをご利用頂くか、以下のフォームにケータイのアドレスを入力して送信すると、モバイル版イビジェカフェのURLが届きます。

旅の感傷

 やっぱり私は旅に出た方がいい。旅行は私に大きな刺激を与えてくれる。間違いなくそうだ。

 午後6時15分、福岡空港のロビーで私は虚脱感に襲われていた。ああ、これで2日間の祭りは終わってしまったのかあ。

 さみしいなあ。むなしいなあという思いである。イベントというのはいざ終わってしまうと、もはや何もなかったかのような気分になってくる。

 あれは幻(まぼろし)だったのだと。午後1時から副島隆彦氏の講演会。予定時間は3時まで。20分おした。

 それから15分、休憩があったあと私が壇上に登場。副島氏をインタビューする役目を山崎会計事務所の所長、山崎さんから指名された。

 経済音痴、会計音痴の私によくそんなことをやらせた。ああ、こういう時はいつだって私は当たって砕けろの精神。

 なんとかなるさである。とにかく格好だけはついたはずである。それでよしとしよう。合格点はいったと思う。

 5時ジャストにイベントは終了。私は7時10分の飛行機で東京に帰らなければならない。

 だから打ち上げの食事会には出れなかった。それはちょっぴり残念だ。どうせなら反省会で余韻にひたりたかった。

 これは愚痴ではなく欲目というやつだ。人が集まるところには必ず出会いがある。それもまた一つの賭け。

 しかしその賭けはすべて他力本願。おまかせというやつ。副島氏とはなぜか意気投合してしまった。

 私も彼も本音人間。本当のことしか言わない。そして2人とも「オレがルールだ!」という考え方をしている。

 生き方がアナーキー。心のどこかでどうせ人間は死ぬんだからと、いつもそう思っているのだ。

 その副島氏は私のことを気に入ったのか「今度、立石に飲みに行くよ!」と言われた。え? ホントにくるの? それはすごいことだ。

 参加者は118人。その多さにもびっくりした。その大半は会社経営者。そのせいか年齢層は若干、高かった。

 しかしあれだけの人数を山崎会計事務所はよく集めた。大成功だ。所長と二三代さんがこの日のために思い切り頑張ったことがよくわかる。

 あめでとうである。それゆえに祭りのあとは、放心状態になる。まして私は福岡空港では完全にひとりだった。

 機内に乗り込んだ時、私としてはめずらしく感傷的な気分になっていた。いつも博多から東京に帰る時は、朝一番(午前7時10分発)の飛行機。

 しかし今日は夕方の7時10分。その影響もあったと思う。なんだかやけにさみしいなあという感じである。

 見ると全日空の客室乗務員の女性がみんな奇麗に見えた。顔がすっきりして輝いている。

 彼女たちを見ていると頭がボーっとしてきた。妖精のようだ。ちょっと言い過ぎか? おそらく原因は髪型にあった。

 私は女の人の美しさはおでこをきっちり出して、両耳も出ていること。すると当然、うなじも全面公開となる。

 それが美人の条件だと思っているのだ。客室乗務員がそうなのだ。思わず見とれてしまった。その中でもひとり気に入った人がいたので、ずっと彼女ばかり見ていた。

 するとさまざまな妄想が頭の中をめぐってくる。ウワー、これはセクハラといっしょだ。やばいよ、ホント。

 そんな男の妄想にでもふけらないと、旅と祭りが終わったことのむなしさを、私はカバーできなかった。

 この世の中で美しいものといったら女性しかない。今さら何を言っているんだ。当たり前のことじゃないか。

 視覚的妄想かあ。だが妄想は妄想でしかない。ウーン、堂堂巡りだ。

 彼女たちが自分の部屋の鏡に向かってアップにしていた髪を全部おろしたシーンを想像すると、もう胸がドキドキ、ワクワクしてきた。

 バカだよ、オレ。まったく単なる助べえじじいではないか? しようがないなあ。これも祭りのあとのせいだ。

 すると今度は一転、童謡を頭の中で口ずさんでいた。「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が繁り、あれに見えるは茶摘み・・・」。

 ああ、そうか博多はさすがに東京に比べると南である。この2日間、とても暑かった。すでに初夏の陽気。

 夏も近づく八十八夜・・・、まさしくその通りだ。それと同時にもう一つメロディが浮かんできた。

 「あした海辺をさまよえば、昔のことぞ思い出す・・・」。私の大好きな「浜辺の歌」だ。

 これは「あ〜し〜たああ、はあまべを、さあまあよううええば、むか〜しいのこうとおぞ、おおもいいだすう・・・」となる。

 だめだ、これは。女の人のいやらしい妄想にふけったり、そうかと思うと日本の古い童謡や歌を口ずさんだり・・・。

 これもすべて旅のせいだ。ということは私は久し振りに旅の実感を味わっていたのかもしれない。

 そういえば講演会が終わった時、ホールから出てロビーにいると、全身、真っ白い服に身を包んだ年輩の女性から声を掛けられた。

 彼女は偶然、チラシをきのう見てそれで急遽、この講演会に来たのだと言った。

 え? 飛び入り参加なの。すごく目立つ人だ。どうしたのと言ったら今、本を出さないかという話がきているんだけど、自分は文章を書いたことがない。

 はたしてできるのかというのだ。名刺をもらって二度びっくり。スピリチュアルカウンセリングと書いてあった。

 インドに毎年、修行に行っている? なぜそんな人が私に。「この人は私と波長があうと思ったんです。哲学が好きでしょう。目がきれいですね。困った時にはいつも必ず助けてくれる人が出てくるでしょう?」

 え、え〜。み、み、見初(みそ)められた。もう一つ。トイレに行ったあとロビーに立っていると、ななめ左の方向から視線を感じた。

 じっと私を見ている人がいる。あれ、若い女性ではないか? 何、君達? 副島氏の講演を聞きに来ていたの?

 それも前の方の席で? まったく気が付かなかったよ。親父連中ばっかりと思っていたからだ。

 いきなり彼女たちが私に名刺を渡す。博多の女性って積極的だなあ。なんだってそのうちのひとりは税理士。20代じゃないの?

 自宅に着いたのは午後10時30分。ちょうどその時、所長の山崎さんから電話があった。今、スナックで副島氏たちと飲んでいると言った。

 今日の“四字熟語”は旅の感傷にする。この2日間、私にとって一体、何がメインだったのだろうか?

 もう寝るしかない。疲れた。寝よう。

<< 戻る  進む >>
利用規約 ご利用ガイド
Copyright © 1996-2011 INTERNET BUSINESS JAPAN Co., Ltd. All rights reserved.