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浦和競馬

 博多の山崎さん夫妻と内博(ウチパク)さんを誘って、上野の森美術館に「没後40年、レオナール・フジタ展」を見に行く。

 午前10時前、会場の前で待ち合わせをした。会館と同時にもう人がいっぱいになった。すごい人気だ。

 フランスのパリで長く活躍した日本人画家、藤田嗣治。今回は、彼の傑作の一つといわれる大壁画が二つ揃って同時に公開されたのが大きな目玉になっていた。

 夫妻も内博さんも非常に気に入ってくれた。やっぱり見に来てよかったというやつだ。どこがいいのかは自分で判断するしかない。

 誘った方としてはあんなに喜んでくれると私もうれしい。この画家はひと言でいうと男でもない、女でもない。

 彼の絵を見ているとそう思えてくる。これがもっともシンプルでストレートな印象である。それがまた藤田嗣治の魅力でもある。

 男であること、あるいは女であることによる面倒臭さが彼にはまったくない。その部分がすべて浄化されているのだ。

 そのことによって、フジタの画家としての才能が爆発したというのが私の考えでもある。「素晴らしき乳白色の肌」というフジタの絵は、まさしくその彼の性格が生み出したものだ。

 内博さんはさすがだ。私が「どう? よかった?」と聞いたら、「バイセクシュアルだよね・・・」とこたえた。

 ウワー、私と同じことを考えていたんだ! バイセクシュアルとは両性愛者のこと。同性、異性、両方との性関係を持つ人のことをそういう。

 フジタの場合は同性、異性を超越した自意識。そうでないと、ああいう絵は描けない。

 その視点で見ると、すべての謎が解けてくる。男でありながらおかっぱの髪型をしている藤田嗣治。

 その自画像はもうバイセクシュアルの象徴のようなもの。あれはいつ見てもかわいい。愛嬌がある。

 晩年、フジタはキリスト教の信者になった。「聖書」を題材にした絵をたくさん描いている。おそらくマリアとキリストが自分と同じくバイセクシュアルと感じたから信者になったのだと思う。

 「バイセクシュアル レオナール・フジタ展」とタイトルをつけて欲しかった。そうすればみんなもわかりやすかったはず。

 さっき壁画二つと言ったが実際は四つ。一点の大きさが縦、横共に3メートルある。絵のタイトルは「構図」と「争闘」である。

 書かれているのはライオンと犬と裸の男と女である。そこに飛行機投げや腕ひしぎ逆十字の絵がある。1928年の作である。

 二三代さんの感性もいい。いつもその言葉にドキッとさせられる。「なんだか3人の画家の作品を見せられた気分・・・」。

 ピンポーン。この発言は内博さんがフジタの絵をバイセクシュアルと言ったことと完全に連動している。

 3人とは男、女、中性と考えればいいのだ。このように絵画は瞬間的な一発の勘で見るものなのだ。

 一枚の絵には言葉がない。でも、それを描いた画家の思いがそこにすべて封じ込められている。沈黙という名の饒舌。

 それが絵画だ。だから、我々としては絵を前にしたら次のことしかない。

1.通り過ぎてしまうのか?
2.立ち止まってしまうのか?
3.振り返ってしまうのか?
4.気が付かされてしまうのか?
5.何も感じなかったのか?

 そんな時、画家はいつも観客には気づいて欲しいという感情と気づかれて欲しくないという二つの感情を持っている。

 山崎さんの御主人はどんなことに対しても常にくったくがない。何事も単純かつ無責任に楽しんでいるところが面白い。

 絵に関してもそうだ。我々のように理屈派ではない。でも、面白がるところは人の何倍も持っている。そして、別にそれを言葉に変換しようとしないのだ。そういう自由を楽しんでいるのが山崎さんである。

 絵を見たあと、4人でワッフルとケーキのおいしい喫茶店に行ったら11時開店。まだ10分ある。アメ横を散歩する。山崎さんがカニを二つ買って、その一つを私にくれた。カニすきかあ。いいなあ。

 喫茶店では大いに笑った。内博さんが完全にその場をまわした。盛り上がるはずだ。ボクたち、ネタには事欠かないもんね。

 ネタとはすべて人(他人)のことである。二三代さんは本当によく笑った。よっぽど内博さんと私の話が傑作なのか・・・。


 山崎さん夫妻と別れると、私と内博さんはそのままJR上野から南浦和に直行。そこから競馬場行きの無料バスに乗り、浦和競馬場に行った。

 7レースの前だった。1時20分発走。この日は名古屋競馬場で「名古屋グランプリ」がある。その馬券を買うためだ。

 2人とも好きだよなあ。競馬が。今の日本は仕事がない。働くところが見つからないという人であふれかえっている。

 どんな職場もすべて売上が9月から落ちている。商売あがったりなのだ。それを聞くと、もうオレたちは競馬でお金を稼ぐしかない。

 競馬場を仕事場にしろなのだ。とにかく、そのためには勝つ。もはや競馬を楽しむという考えは捨てろ!

 そうしたらこの日、内博さんも私も負けなかった。1万円勝ったらもう最高だよね、と私が言うと、内博さんは笑っていた。

 朝から展覧会を見てはっちゃけたおしゃべりをしたあと、午後は競馬場へ。こんなぜい沢な1日はない。

 これからも私はそんな毎日を生きていくつもりである。競馬場では内博さんにアジフライカレーをおごってもらった。

 7時20分、銭湯「喜久の湯」に行く。いい湯だなあ。サウナに宝寿湯。漢方を効かせた湯のことである。

 あれ、今日は「天皇誕生日」の祭日だったのかあ。忘れていた。申し訳ない。

 この日の“四字熟語”は、浦和競馬にする。南関東には四つの公営競馬がある。大井、川崎、船橋、浦和。

 その中で私が一番好きなのが浦和競馬場なのだ。この競馬場には“一遇の感覚”があるからだ。




ターザンカフェより)

★2009.01.05 mon at.LOFT PLUS ONE
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